2016.12.22
もはや、ブログの存在自体忘れかけていました(笑)。
あっという間に、12月も、2016年も、残り10日となってしまいました。
今年の夏から取り組んできた二世帯住宅N邸も、目指してきたゴールに見事な着地!
明日、工事の請負契約を交わし、予定通り来年1月に着工することと相成りました。
20年を超える年月、公私ともにお世話になってきたNさんが、息子さん夫婦と同居することになり、
その大切な家づくりを託していただいたこのプロジェクト。
Nさんと知り合った頃はまだ中学生だった息子さんが、それはそれは立派で頼もしい青年となり、
誰もがうらやむような素敵な女性と結婚し、本当にかわいい娘さんを授かり、
じーじとばーばが、その初孫Kちゃんをメロメロに溺愛している、
いつも笑いの絶えない、絵に描いたような仲の良い幸せ家族です。
設計期間も楽しかったけれど、工事が始まったら監督さんも加わって、
とっても楽しい家づくりとなるでしょう。
お引き渡しは来年6月。(あぁ、2017年も半分終わっとる・・・笑)
まだ振り返るのには少し早いけど、今年は本当に充実した1年でした。
どの仕事でも、設計の面白さを(もちろん難しさも!)思う存分堪能せていただいた気がします。
昨日は、「重度介護者のための設計演習」というスキルアップ講習会に参加してきたのですが、
そこでは、ただ機能や動線を満たすだけでなく、
「建築士として、人間の尊厳にどう向き合うか」
という、とても深くて貴重な講義を受けることができました。
いろんな職能を求められる設計の仕事の中でも、やはり、一番大切なのは、
そこに暮らす人を想う想像力なのでしょうね。
来年も、もっともっとこの想像力を鍛えていきたいと思います。
ひとつひとつのプロジェクトにゴールはあれど、仕事にゴールはなく。
ただひたすら、1mmずつでも前に進んでいけるように頑張らねばです。