2022.2.8
終わりの見えないコロナ禍。
毎日一方的に流れてくる数字や情報。
国や行政からのお願い、名前だけついて本質がよく分からない措置やら宣言やら。
実際の生活に大きな影響を受けてない人でも、
この2年余りで小さな棘が刺さり続けて、相当疲れているよね。。。
そんなことを考えながら、ふと、戦時中に思いを馳せてしまいました。
空襲警報が鳴り、そのたびに防空壕に避難し、じっと身を隠し、解除されてまた家に戻る。
何度も何度も、そんな空振りの避難をし続けていたんだろうな。
空襲がなくてよかったという安堵も、もちろんその都度あっただろうけど、
一体いつまでこんな生活が続くんだろう、
警報が鳴るたびに避難する意味って本当にあるのだろうか、
そんな気持ちを抱えながら暮らしていた人もたくさんいたんじゃないかな。
と、こんなことを書いていたら、10年前に自分が書いたブログを思い出しました。
原発事故とその後の世の中の流れ、自分の身の置き場に悶々としていた時に書いたものです。
https://sablier.jp/2012/01/07/2028/
今の状況を、戦争やあの震災・原発事故と同列で語るのは違うのは分かっているんだけど、
結局、市井の人々の歴史って、いろんな不条理の中で、
考えても仕方ない事で悩み、有りもしない絶対的な正解を探しながら、
でも結局、自分にできることは普通の生活をいつも通りに送ることだけと気づいて、
いろんな思いに蓋をしながら日々の生活を送っていく、その繰り返しなんでしょうね。
もし何年か前に遡って、
「数年後にこんな感染症が流行り、
世界中で4億近い人が感染し、600万人を超える死者が出ます」
と、今の現実の数字を出されて予言されたら、
まさか!そんなことが起こったら世の中滅びちゃうよ、と思うだろうな、と、
いつも不思議な気持ちになるのです。
でも、現実、起きている事。
教科書の数ページでまとめられている歴史上の大きな出来事でも、
その渦中に生きていた人の暮らしは、
今の私たちとそんなに変わらなかったのかもしれないな。
分からないけど。
*
朝は本当に寒かったけど、ブログを書いていたら日が差してきました。よかった。
1時間くらい前かな?
一瞬だったんだけど、市のスピーカーから謎のサイレン音がかすかに聞こえてきたのです。
その音を聞いて空襲警報を思い出し、
そこから派生した思いを少し書き留めておこうとブログを立ち上げたのですが、
思いがけず長くなりました。笑
仕事に戻ります(*^^*)