教科書通りに歳をとる

初めて異変を感じたのは10日前。
朝起きたら、右腕に違和感が。
痛くもかゆくもないし、痺れてもいない。動かせないわけでもない。
でも、とにかく重くて、自分の腕じゃないような感覚。

右腕に体重をかけて寝てたのかな?と思ったけれど、
時間が経過しても翌日になっても全く改善されず、少し不安がよぎる。
何かの病気の前兆だったらどうしよう…とか、
これはワクチンの副反応なんじゃないか?とか。(なんでもワクチンのせいにしようとする笑)

この症状を言葉で説明するのがとても難しい。
何かができないわけでもないけど、何をするのにも腕を動かしずらい。
拭き掃除はかなりしんどい。
一番難儀なのは、掛布団をぱかーっとやること。これはほぼ出来ないに近い。
どうした?私の右腕。

6日後。
たまたま予約が入っていた整体で診てもらったら、
右の肩甲骨が全く動いてないと指摘され、施術してもらい、少し楽になる。
軽いお布団ならぱかーっとできるようにもなる。
それでも、10日経った今日もまだ、腕の重さは変わらない。
右腕を真横にあげていくと、途中から体が左に傾いていってしまって、
自力で腕だけを持ち上げるのが困難。

で、結論。
これ、おそらく、世に言う五十肩ですね。笑
五十肩って痛くて腕が上がらないんだと思ってましたが、
痛みが出ないケースもあるらしいです。
どうかこのまま痛みだけは出ませんように…。

*

血液検査の結果もそうなんだけど、
加齢に伴いこういう症状が出てきますよ、と言われている症状、総ざらいです。笑
見事に教科書通りに歳をとっている気がします。

『歳をとるとこうなりますよ』と言われている通りに体が変化していくのならば、
それが自然な事なんだから、あがかずに受け入れた方が良いんでない?
と、友人でもある整体の先生に聞いてみたら、
それはその通りなんだけど、それはやっぱり昔みたいに寿命が短い頃の話なんだよね。
今は長生きになっちゃったから、その体のまま生きてくのはしんどいんだよ。
だから、できるだけ治していった方がいいの。
と言われ、納得。

整体に通っているのも、今より元気になる為でも悪いところを治す為でもなく、
せめて現状維持のまま歳をとるためのメンテナンスなのですが、
ホントにね、健康なまま歳をとるのは大変だなーと、
50歳を超えてからつくづく実感する次第です。

でも、体のあちこちにガタが来ても、病気を抱えていても、機嫌良くいることはできるよね。
いつも機嫌良く生きていこうね、と、その友人とよく話すのです。
本当にそれが一番大事だと思う。
あるがままを受け入れて、自分の力で摘み取れる不愉快の芽は摘み取りながら、
なんだかいつも楽しそうねと言われるように生きていきたいな。人生の後半戦。

最近は、同世代の友人たちと、
あれが出来なくなった、これがしんどくなった、もうポンコツだよね~。
と自虐しながら話をするのが、何より楽しいんですよ。笑
歳をとるのは楽しいぞ。ご機嫌な50代、最高! 

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