浄化と1970

昨日は同業友人達と自由が丘へ。
吉村順三さん設計の旧園田邸で、建物見学を兼ねたクラシックコンサートを楽しんできました。
室内の写真撮影はNGだったのでお披露目できないのが残念ですが、
寸法の妙、ディテール、外とのつながり、何をとっても『恐れ入りました』という住まい。悔しい。笑

正戸里佳さんのバイオリンと岡田将さんのピアノによる生演奏も素晴らしかったのです。
ミニコンサートかと思っていたら、たっぷり2時間、ベートーヴェンのバイオリンソナタを堪能。
なんて贅沢な時間。

*

会場の最寄り駅は自由が丘なのだけれど、
少し早めに奥沢駅で待ち合わせをして散歩をしてきました。
まず立ち寄った奥澤神社には、こんなかわいい狛猫が!笑

境内の敷地はそれほど広くはないのだけれど、大銀杏をはじめ木々の伸びやかさが見事で、
壮大な空間に包まれているような安心感がある、とても素敵な神社でした。
しかも、どの木も樹形がすばらしく、不思議な枝の伸ばし方をしてるものが多く、
こんなところでも神様の存在を感じます。

大銀杏の根がこんな風に地上に顔を出していて、刺繍のよう。The自然アート。

神社のあとは、友人が以前盆栽教室に参加していたという品品さんにも立ち寄り。
雨上がりの湿った空気の中で眺める盆栽は、より生き生きとして見えました。
苔が大好きなので、連れて帰りたくなる子ばかりでしたが、
盆栽に関してはいい里親になれる自信が全くないので断念。笑

美しい建物と音楽、そして植物たちの存在に、心が浄化される一日となりました。佳き。

余談ですが、
一緒に行った友人は、私も含め全員1970年生まれ。
奥澤神社の社殿の完成が1970年と知り、同じ年だねーと話しながら向かった品品さんで、
オーナーさんも1970年生まれだと分かり、なんだか昨日は1970年づいていました。笑

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