今日みたいな暖かい日は、
なおさら春が待ち遠しくなりますね。
寒さはこれからが本番!というこの時期に、
こんなワクワクする便りを聞けるのはありがたい。
気象庁さん、毎年ありがとう!
あと10日もすれば節分。
春よ来い!早く来い!
花粉症の人達にも、素敵な春が訪れますように・・・(笑)。
2013.1.25
プロのカメラマンが撮影してくれた、O様邸の写真が届きました。
同じアングルで扉を閉めたものもあったのですが、こっちの方が全然イイ!
たったこれだけの事で、写真の中に流れる空気感みたいなものがこんなに変わるんだなぁ・・・。
収納の中なんて隠すものだと思い込んでいたけれど、なるほど、勉強になりました。
引渡しから1か月。
家具が入り人が住み、いろんなものが柔らかく馴染んできているとの事。
来週、1ヶ月ぶりに様子を見に行ってきます♪
※カメラマンのお名前を出さずに写真掲載する旨、了承済みですのでご心配なく!
2013.1.24
|
2013.1.21
胃腸の丈夫さにはかなり自信があったのですが、
先週前半に原因不明の胃腸炎にかかり、しばらく伏しておりました。
(すでに完全復調してるので、ご心配には及びません!)
食べられない、気持ち悪い、胃が痛い といった症状ももちろん辛いけど、
何よりしんどかったのは、意外な事に、悪寒。
目一杯着込んで、猫を抱えて布団の中で丸くなっていても、寒くて寒くて仕方ないんです。
それほど高熱が出たわけでもないのにね。
胃腸炎・・・もうかかりたくないわ。
これがさらにノロだったりしたら・・・と想像すると、ゾッとします。
実は、先月の半ばには、突然右目が角膜剥離を起こしまして、
この時も、1週間くらい、ほとんどまともに仕事にならない状態でした。
いろんな方にご迷惑もかけてしまったし、
忘年会、オープンハウス、女子会、ディズニーシーのクリスマスイルミネーションなどなど、
楽しみにしていた予定の数々をすべてキャンセルする羽目になり、泣けました。
この1ヶ月を振り返ってみると、見事なまでに「全然使いもんにならねぇヤツ」(笑)。
お正月を挟んだせいもあってか、いまいち仕事のペースが掴めなくなってる気がする。
いかんいかん!挽回しなくては!!
なんでもかんでも歳のせいにはしたくはありませんが、
今までのように、自分の健康を過信してちゃダメだなぁ・・・と痛感。
きちんとメンテナンスをして、もう少し労わってあげなくてはいけないようです。
家と一緒だな。目指せ、長期優良人間!(笑)
2013.1.18
巷では、芥川賞を受賞した黒田さんが大きく取り上げられていますが、
私個人的には、安部龍太郎さんが直木賞を受賞した事の方がニュース。
なんとなく、”賞を取る”とは無縁のところで執筆してる作家さんというイメージだったので・・・(失礼!)
読んでいたのはもう10年以上前なのですが、
「血の日本史」とか「彷徨える帝」とか、この人の時代小説は大好きだったんですよ。
自宅の本棚に、まだ何冊か眠ってるはず。久々に読み返したくなりました。
文体も世界観もやけに慈悲深い・・・という印象だけは、強烈に残ってます。
受賞作はどんな作品なんだろう?楽しみ~。
2013.1.10
|
名刺交換をすると、「”朋”で”パン”って読むんですか?」とか「この月にはどんな意味が込められてるんですか?」とか、事務所名にまつわる質問をほぼ必ず受けるのですが、今日初めてお会いした方が、名刺を見るなり、「あ~、この”綾”っていう字、本当にいい字ですよね。私、昔からこの字が大好きなんですよ。」と、私の名前を褒めてくれました。
実は、私が両親に一番感謝しているのは、この”綾子”という名前を付けてくれた事・・・というくらい、自分の名前が大好きなのですが、こんな風に人から褒められたのは初めてで、それは、素直にとっても嬉しい出来事でありました。ありがとうございます。 |
ちなみに、名刺の月のマークに込めた思いが何かというと・・・。
「朋」という字が仲間・同志を意味するもので、「所詮、私一人では何もできないのだから、周りの人達に助けられ、支えられながらやっていこう」という、独立する時からすでに他力本願だった(笑)私の思いをそのまま形にしたものです。
大きな月は、その”周りの人達”すべて。
小さな月が私で、みなさんにぶらさがりながら、やっとこさ、存在しています。
14年経っても、その構図は何も変わっていないなぁ・・・。ありがたくもあり、情けなくもあり・・・(笑)。
ネーミングって、やっぱりものすごく大事なのかもしれませぬ。
2013.1.7
|
のんびり過ごしたお正月。
あっという間に終わってしまいました。 本日より2013年の業務を開始します。 穏やかに、欲張らず、 みなさんの足元でも、 今年もよろしくお願い申し上げます。 |
2012.12.27
自営業の人や、設計・デザインをやってる人は、みんなそうだと思うけど、
ワタクシも例に違わず、連休下手なんですよね。
世間が休んでる時の方が仕事が捗ってしまうので、ついつい、
「GW明けにお渡しします」とか「お盆明けくらいには仕上げておきます」と約束してしまいます。
でも、結局のんびりしちゃって、予定通りには捗らなかったりするんですけど・・・。
年末ともなると、他にも雑用が山ほどあるので、
「もう今更ジタバタしても仕方ないっ!!」とあきらめてしまう訳でして、
来年の「年明け早々」のお約束が、わりと素敵に貯まってしまいました(笑)。
本当に悪い癖です。
さっき、事務所の大家さんと話をしていて、
「29日に大掃除をして今年は終わりにします」と言ったら、
「そんな掃除なんか俺がやっといてあげるから休みなさいよ」と言われました(笑)。
大家さん大好き♪ できる事ならホントに頼んでしまいたいくらいです。
という事で、アトリエ朋の業務は明日が仕事納めになりますが、一足早く、ブログ納めといたします。
(前置きが長すぎるのも悪い癖(笑))
今年は、本当に出会いの多い1年でした。
特に、設計を生業としている方達とのたくさんの出会いは、その一人一人から大きな刺激を受けました。
振り返ってみれば、ジェットコースターのように気持ちの浮き沈みの激しい1年でもありましたが、
最後に来て、なんとなく、次へ進む手掛かり足掛かりを見つけられたような気もします。
来年は、ほんの少しだけ、
目的地に向かう為の進路を変えるべく、舵を切ってみようかと思っております。
こんなご時世ですから、正直、不安だらけです。
それでもね、どんな状況であろうとどんな時代であろうと、私がやりたい事は結局ひとつだけなので、
来年も、一人でも多くの人の「住まい」に関わっていけるよう、頑張っていきたいと思います。
とにかく、笑顔で。 ”みんなHappy!” を目指して。
今年も1年お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
お身体ご自愛の上、どうぞよいお年をお迎えください。
2012年のすべてに感謝をこめて。
2012.12.26
先週、無事に引渡しを終えた姫ハウス。
Oさんの引っ越しもすべて終わり、年明け早々、旧家は解体されることになります。
もちろん、新居の完成は喜んでくれているのですが、
住み慣れた家を手放す事になったのは、もともとは本意ではなく、外部からの事情があっての事。
寂しい思いは、引っ越しが近づくに連れて強くなっていたと思います。
思い出の詰まったこの家が、ただ壊されただけではなかった。。。という事実を残してあげたくて、
おせっかいを承知で、ある方に相談。
家の中の何か一つでも、形を変えて新しい使い手のさんの元で、その命を永らえさせてあげられたら・・・
という想いを受け止めて下さり、全力で協力していただきました。
ご自分のお店では引き取れないものも、同業のお仲間に声をかけてくれて、結果、軽トラックいっぱいになるくらいの荷物を引き取ってくれました。
正直、特別価値のあるものはひとつもなかったのですが、それはもう、フックやドアノブ、電気のソケットなど、取り外す方が手間ですよね?という細かいものまで拾い上げて下さって、それらを「次のお客さまの生活の中で長く使ってもらえるような商品に仕上げ直しますね・・・」と。泣けてきます。
Oさんのお母様がどうしても手元に残しておきたかった家具もきれいに仕上げ直して下さって、Oさんに、本当に喜んでいただくことができました。
「価値」ってなんだろう。。。って思いますよね。
まだまだこの国では、ものを大切にする事や伝承していく事において、
言葉や上っ面の思想だけが独り歩きをしている感があり、
とくに建築業界では、その重要性を、
制度を整える事でしかアナウンスできなくて、本質が置き去りになっているのが現状ですが、
本当は、もっとシンプルな事なんだよと、あらためて教えてもらった気がします。
面識もなかった私からの依頼に、快く、全面的にご協力してくれたのは、
小金井市に店舗を構える「antiques-educo」さん。
こんな風に、モノを、そして人の気持ちを本当に大切に扱ってくれる人と出会えただけで、
なんとなく、自分の未来に明るい光が差してきたような気さえしてきてしまいます(笑)。
大切にしたいご縁です。
2012.12.25
|
基本、部屋の内装はいつもシンプルに仕上げていますが、たまにこんなお部屋を提供できると、こちらまでワクワクするものです。
夏にリフォームをしたSさんち。 数年後、壁紙を貼りかえる依頼が来るのかな? |
Sさんからお土産に頂いた手作りパウンドケーキ(美味!)に付いていたリボンを、我が家のドラ猫に装着。
これぞ馬子にも衣装。バカ親大喜びです(笑)。
歩くたびに鳴る鈴の音が優しくて、思いがけなくクリスマス気分を味わえました♪
メリークリスマスでございます。
2012.12.22
工務店さんと一緒にIさんのお宅~AZiTOへ。
一年点検です。
今まで、施主の要望をしっかりと受け止め、咀嚼し、形にする事に、ある程度の自信を持ってこの仕事をしてきましたが、このIさんの家は、設計中から引き渡した後までずーっと、「この家族が求めていた家は本当にこれだったんだろうか?」という不安を払拭できずにおりました。
Iさんが満足してくれなかった訳でもなく、出来栄えが悪い訳でもなく、それどころか、つくった私達がこの家に住むIさんを本当にうらやましく思うくらいなのに、どうしてそんな気持ちを抱え続けたまま立ち止まっているのか、その理由がどうしても分かりませんでした。
でも、久しぶりにお邪魔して、つくづく、心底、そんな不安は杞憂だったのだと思い知りました。
庭先にも、玄関ポーチにも、大きな土間にも、薪ストーブのあるリビングにも、
寝室にも2階のオープンスペースにも、とにかくすべての空間に、
Iさん達でなければ出し得ない空気感が漂っていて、それが本当にうれしくて・・・。
思わずIさんに、
「今、初めて、私はIさんの為に家を設計してたんだと確信できました!」と伝えてしまいました(笑)。
何年か後に振り返った時、やはり2011年という年は私にとって大きな分岐点になるのかもしれません。
震災や身内の大病を経験して、自分の中の価値観みたいなものが一度崩壊したのだと思います。
人が幸せでいるために必要なものは何なのか?
そんなに多くの物が必要なのか?
家って何のためにあるのだろうか?
どんな家に住んでいようと、家族が元気で一緒に居られればそれで十分じゃないか?
私達つくり手の自己満足の為にお客さんに余計なお金を使わせているんじゃないか?
そんな事ばかり考えていた2年間でした。
これらの問いに対する答えは、多分この先も明確には出せないのだろうと思います。
それでも今、強く思うのは、
住む人の、工務店さんの、そして自分自身の力と想いを、もっともっと信じたい・・・という事。
2013年に向けて一歩踏み出そうとしている私の背中を、また、お客さんに押してもらったみたいです。
Iさん、ありがとう。大きな気付きを得る訪問となりました。
あらためて、おふたりの”サバイバルな人生観”(笑)に圧倒されましたよ!
また、笑いが取れるおみやげを見つけたら、それを持って遊びに行きますね~。