2010.10.18
最近、ほとんど電車で動いているせいか、
行く先々の駅などで、托鉢僧の人たちを良く見かけるようになりました。
我が町国分寺も例外ではなく。
ただ、国分寺の托鉢僧は、駅に立っているのではなく、
商店街の店舗を、一軒一軒廻っているようです。
この週末には、二人組みで、本当に大きな声でお経を合唱(?)してるのを見かけました。
私の事務所は、道路側が全面ガラス張り。
この小さな事務所でひとりで仕事をしている時に、
窓の向こうで、こちらを向いてお経を唱えられたら、
ありがたいよりも、ちょっと怖いよなぁ・・・。
できればここには来ないで欲しいなぁ・・・。
なんて事を考えていたら、さっそく夢に出てきました(笑)
なんの自慢にもなりませんが、私の見る夢はおそろしく単純です。
気になってることは全て、かなりの喜劇に脚色されて夢に出てくるので、
きちんと記録しておけば、割とイケてる夢日記として出版できるんじゃないかと、
近しい人たちに言われるんですよ。
で、昨夜の夢。
電車に乗ろうと駅に行ったら、上りホームも下りホームも、
何十人という数の托鉢僧で埋め尽くされていて、一般人は私だけ。
怖くなってその場を立ち去ろうとしたら、
その人たち全員が私を追いかけてくるのです。
いくらなんでもベタ過ぎる・・・(笑)
気になってる事が夢に出てくるのは、私に限らず、良くある事だと思うけど、
「もう少しひねりなさいよ!!」と自分にダメだししたくなります。
この一例だけでは分からないかもしれないけど、
きっと、もともとの思考回路が単純なんでしょうね。
見る夢はいつもこんな感じです。我ながら、本当に笑えますよ。
(自慢にもならないと書きながら、実は、ある意味自慢です(笑))
今後、おもしろい夢を見たら、ここに書き綴っていこうかな。
そしていつの日か、自費出版!(笑)
その暁には、先着10名様にサイン付きでプレゼントします!
冗談です。
2010.10.14
前々から気になっていた、近所の中華料理屋さんでランチ。
お目当ては担々麺。(大好き♪)
待つこと数分、運んできてくれたお兄さんが、
「すみません。間違えて大盛りを作ってしまいました。
無理しないで残してください」
と本当に申し訳なさそうに謝ります。
おまけに、わざわざ厨房からコックさんまで出てきて、
「すみません!」と声をかけられました。
そこまで謝られると『残さないと恥ずかしいかしら?』という
ヨコシマな女の恥じらいが顔を出しかけましたが、
ごめんなさい。無問題。
ペロリとたいらげてしまいました。
だって、ものすごく美味しかったんだもん。(いや、もともとかなりの大食い)
食器を下げに来た時に、「食べちゃいました!」と言ったら、
お兄さん、すごく笑っていたけれど、
お会計の時、妙に自信に満ちた顔で、
「ランチはいつでも大盛りサービスですから!」って。
もしかして、確信犯?
厨房で、「アレは相当食いそうだ」とか言われてたんじゃないかと、
すこし不安になるのは、デカイ女の被害妄想でしょうか?(笑)
2010.10.12
午前中、お客様と一緒にショールームへ。
浴室とキッチンの仕様を決めてきました。
実物を見比べてしまうと、やっぱり『良いものは良い』んですよね。
増額になる金額も、パーツひとつひとつは大した差額じゃないから、
お客様もついつい、「そのくらいの差ならこっちかな?」と思われるようで、
途中、グレードダウンする部位がありつつも、
積もり積もると、どうしても、当初の予定よりコストアップになってしまいます。
いちいち「大丈夫ですか?」「増額しますよ。大丈夫ですか?」と
お伺いを立ててしまう貧乏性な設計屋です(笑)
それでもやっぱり、自分の目で見て決めるのはとても大事。
人それぞれ、気になる事や必須アイテムが違うのがまたおもしろいです。
ショールームには魔物が居ますよ。
これからショールーム見学を控えてるお客様!
覚悟しておいて下さいね~。
見学を終えた後、駅構内の喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、
隣の席の男性3人が、次期東京都知事選の話をしていました。
出馬が噂されている、某県知事さんの名前があがり、
「あれが都知事になったら日本もおしまいだ」
とか、それはそれは辛辣なご意見が飛び交っていました。
そこまでひどく言わなくても・・・と不憫になりましたが、
まぁ、そういう意見も当然あるんだろうな・・・と思いながら聞いてたんです。
しかしその後、「では、誰ならいいか?」という話になったら、一人の人が、
「病気にさえならなければ、長嶋監督がなるのが一番良かったんだ」
と言いまして、残る二人が激しく同意してたんです。
ブログに政治ネタを書くのは控えようと思っているので、
この意見に対しての私の感想は割愛しますが(笑)、
世の中にはいろんな意見があるんだなぁ・・・とつくづく思いました。
でも、ちょっとひどいんですよ。
某県知事さんの時は、
「あの人に都知事の仕事が出来るわけない!」
とか言ってたのに、長嶋監督の場合は、
「都知事の仕事なんて、ほとんど下の人間がやるんだから問題ないんだよ」
って。
そんなぁ・・・(笑)
選挙の度にタレント候補を出してくる政治家の人たちもどうかと思うけど、
有権者の方も、もう少し冷静な意見を持たなきゃいかんだろう。
2010.10.10
通勤途中の自販機で、すごい飲み物を発見してしまった。
ホットケーキ味ミルクセーキ!!
なぜにホットケーキ味にしなければならないのか不明ですが、
このパッケージのインパクトは強烈です。
気になるお味は・・・。
うん。まぁ。ただのミルクセーキ?(笑)
ホットケーキ味と言われれば否定も出来ないけど、
これなら、
『ミルクセーキ風味のホットケーキ』
も簡単に作れそうな気もするな~。
あ、でも美味しいですよ。
もともと、ベタベタと甘く体に悪そうな(!)飲み物が結構好きだし、
ミルクセーキは、その名前の響きも含めて大好きなので、
買って後悔はしていません。
ベタベタと甘く体に悪そうな飲み物が苦手な人には勧めませんけど!
もう一度仕事を選びなおせるなら、食品会社の新味開発チームもいいなぁ・・・。
と、時々考えるんですよね。
どんな時に考えるかと言うと、ポテトチップスの新味を食べる時。
(新味を見つけたら必ず試しますよ、ワタクシ)
よくまぁ、次から次へと出てくるものだと思いますが、
「次は何味にしようか?」と考え始めてから、その味に行き着くまでの試行錯誤や、
「よし、これで行こう!」と商品化が決定する瞬間の喜びとか、
想像するとワクワクしません?
BGMに”地上の星”が流れてる感じ・・・(笑)
憧れちゃいます。
2010.10.8
H様邸、上棟しました。
そこに居た誰もが(私自身も!)「こんなに大きな家だったっけ?」
と唸ってしまうほど、威風堂々と姿を現してくれました。
何ともいえない”どっしり感”が、この家の主・Hさん御主人の人柄そのもの。
南側に設置した軒の深い月見台(縁側)の奥、家の中心に居間があり、
南道路から見るそのつながり、雰囲気がとても良い。
通りがかりの人が、つい、家の中を覗きたくなってしまう家になりそうです。
築80年という歴史ある家からの建て替えです。
この先、また何十年も住み継いでもらえるように、
奇をてらわず、あえて、目新しい素材も流行りのデザインも取り入れず、
普通に普通に・・・を心がけてつくりました。
年月の重みにへこたれない。何年たっても古びた感じにならない。
それがこの家づくりの最終目標です。
果たして、結果や如何に!
2010.10.2
ものすごーく久しぶりに、終日、外出の予定がなく、
事務所にひきこもって図面を書いています。
土曜日だからか電話もほとんど鳴らず、はかどるはかどる。
明日は午前中、一件打ち合わせ。
I 様邸。
実に久しぶりに、設計期間をたっぷりいただいているお仕事です。
ただやみくもに時間をかければ良いものが出来るわけじゃなく、
逆に、時間が限られる事で良いものが生まれることも多々ありますが、
やっぱり、この『心の余裕』がうれしい。
書けば書くほどいい家になっていく・・・。たまらん(笑)
そして明日は打ち合わせの後、
もう本当に、ひっさびさに、遊びに行きます♪
がっつり充電。命の洗濯。
わーい!
2010.9.29
国分寺駅のネオン看。
駅長さん、球切れしてますよ!
お。タマが切れてるのが『玉』の字だ。ナイス♪
こんな風に、一部が球切れしたり外れたりして、
残念な事になってる看板は良く見かけますが、
過去、最高傑作だったのが練馬にある喫茶店の看板。
パーラー○○という看板なんだけど、
『パ』の丸と『ラ』の上の棒が消えてしまって、
ハーフー○○
超脱力系喫茶店になってました(笑)
多分、これを読んだらしばらく、
「ハーフー」という響きが頭から離れなくなる人がいると思います。
(過去にこの話をした人からの訴え多数ありなので(笑))
いっそのこと、イライラした時や落ち込んだ時に、
心を落ち着かせる呪文として使ってみるといいかもしれませんよ~。
2010.9.27
ほぼ終日、打ち合わせが続いた月曜日。
アトリエ朋の仕事は住宅がメインなのですが、
今日の打ち合わせは保育所。
東京都の認証保育所設立のお手伝いをしています。
学生時代のアルバイトを除けば、建築業界の事しか知らないわけですが、
つくづく設計の仕事がおもしろいと思うのは、
こうやって、時々、異業種の実情を垣間見れることです。
認証保育所を申請する為の要綱を読むと、
申請までの手続きも、認証後の手続きも、その仕事量は膨大。
保育士さんたちが、子供の保育をしながら、
これだけの事務仕事と向き合わなければならないなんて、
想像すらした事がありませんでした。
もちろん、大切な子供の命を預かる仕事ですから、
それ相応の規律が存在するのは当然でしょうが、
その骨格をつくる行政に、現場の声は届いていないんだなぁ・・・。
という印象はやはり否めません。
まぁ、これはどの業界も同じ事なのでしょうが。
自分の周りの友人知人に保育士の有資格者が多いせいか、
待機児童の多さ、保育所不足の問題に、
「どうしてなんだろう?なぜ増やせないんだろう?」
という疑問も抱いていたのですが、
『問題』には必ず『原因』があるのですね。
どんなに意欲のある保育所でも、認証を取る為には、
立地・施設・財務など、様々な条件をクリアしていかねばならず、
また、認証を取らずに保育所を運営していくのも、
外から見ている私達には想像できないほどのご苦労があるようです。
本当に大変なお仕事なんですね。
子供のいない私に、こんな事を言う資格は無いかもしれませんが、
やっぱり”子供手当て”より先にやるべき事があるんじゃないかな。
とは言え、簡単に間口を広げてしまえばそこには危険も潜むでしょうし、
少子化問題は、とても由々しき問題なのでしょう。
なんかこう、うまく言えないのですが、保育所に限らず、
それぞれの業界で、志を持った人達がそのフィールドで力を十分に発揮して、
その結果、周囲の人たちの不安が解消されるような好循環を生む社会を、
そんなに頑張らなくても作れるようになればいいのにね。
(ホントにうまく言えてないなぁ・・・(笑))
何はともあれ、いよいよ本格的に動き出したこのプロジェクト。
とても貴重な経験です。
長丁場になりますが、いろんな事を吸収していければと思っています。
2010.9.26
確か、今年は4月に入っても寒い日が続き、
春を感じないまま夏に突入した記憶があります。
残暑が続く中、今年は秋もワープしちゃうのかしら?
と、すこし心配しましたが、ちゃんと来ましたね。秋!
日曜日。気持ちのいい秋晴れです。
ラジオから流れるコーヒーのCMに、
みんな、夏の終わりと冬の始まりに気を取られて、
気づくと、秋はあっという間に終わってしまう。
だから、秋は自分から探しに行かないとダメなんだよ。
というセリフがありました。
実は私、冬生まれのくせに、とにかくめっぽう寒さに弱くて、
本気で「冬眠したい」と思うくらい、冬が苦手なんです。
先週、急に涼しくなった時、迷わず長袖2枚重ね着して、
それでも「寒い寒い!」と言いながら打ち合わせに行ったら、
齢50代、60代、70代の人たちが、みんなまだ半袖を着ていましてね・・・。
猛烈に反省しました。根性無さ過ぎるぞ!と。
秋って、本当にいい季節だとは思うのですが、
こんな私にとっては、地獄へのカウントダウンでもあります。
冬が近づいてると思うと、憂鬱で仕方が無いんですよ。ホントに・・・。
でも、そんな気分でこの気持ちのいい季節を過ごすのはもったいないですね。
今年は、いつも以上に意識して、秋を見つけることを楽しもうと思います。
今週、立川の現場が着工します。
一人暮らしをしている私の伯母が、思い切って建て替えを決心し、
私を含めた甥っ子姪っ子が総動員してつくる、伯母さんの終の棲家です。
“親戚一同の期待”というプレッシャーを背負いながら、粛々と設計を進めてきました。
今は亡き伯父さんに、天国で見守ってもらいながら、
竣工の日まで、楽しんでいこうと思います。
この秋、続々と着工する現場たちを見届けている間に、
大っ嫌いな冬も通り過ぎていくことでしょう。
あぁ・・・春が待ち遠しい・・・。
2010.9.16
午前中、H様邸の現場へ。
配筋検査です。
朝の大雨には驚きましたが、現場に着いたら雨もやみ、
じっくりとチェックできました。
現場組み立ての鉄筋はやっぱりきれいだなぁ・・・。
コンクリートで隠してしまうのがもったいないとさえ思う。
部分的に補強筋や結束を追加してもらいましたが、大きな問題はなく、
第3者保証機関の配筋検査も無事に合格。
配筋検査のたびに、基礎図面の難しさを感じます。
特に、基礎が込み合って、さらに開口補強が絡むところは、
補強筋や定着など、鉄筋が何本も重なってくるので、
鉄筋の空き寸法(鉄筋と鉄筋の間にコンクリートがきちんとまわる為に確保する寸法)
は大きな課題です。
図面ではどうしても表現しきれない部分なので、
現場ごとに監督さんや職人さんと考えていくしかないんですけどね。
木部の緊結金物もそうだけど、建物が堅牢になればなるほど現場での悩みは増え続けます。
『木造建築は今が過渡期』と思いながら、もう何年もその過渡期を過ごしているのですが、
まだまだ悩みが減る時は訪れそうもありません・・・。
建築ってホントに難しい・・・。
でも、好き♪(笑)