一区切り

4月の終わりから今日まで、実に多くの新しいお客様と出会い、
ヒアリング・プランニング・プレゼンテーションを続けてきました。

お客様に書いてもらったヒアリングシートを読み解き、
その家族が求めている家を形にしてみると、
見事なまでに、それぞれ全く違うタイプの家になるんです。
やはり、家族の数だけ幸せの形があるのですね。

『家』というものから離れたところで、
そのご家族が一番大切にしているものはなんなのか?
本人達も気づいていない”本当に必要なもの・求めているもの”はなんなのか?
を、きちんと読み取る事が、設計者の一番重要な仕事だと思っています。

そして、お客様がそのメッセージをこちらにきちんと伝え続けてくれて、
私が受け取る方法を間違えず、忠実に『家』という箱の中に反映する事が出来さえすれば、
完成した家は、驚くほど、そこに住むご家族の人柄がそのまま形になって現れます。
もう、笑っちゃうくらいそのまんま。

引渡しの時に「ありがとうございました」とお礼を言っていただくけれど、
「いえいえ、この家を作ったのはまぎれもなく貴方達ですよ」
といつも心の底から思うのです。

3ヶ月に渡って続いたプレゼンも、この週末で一区切り。
ありがたいことに、どのお客様も、
最初につくったプランをとても気に入ってくれて、
ほとんど変更もなく実施設計へ進みます。
それぞれどんな家になっていくのか、乞うご期待です!
(乞うご期待!と書きながら何も報告しない前科がありますけど・・・)

さて、ここからが本番。
これからガシガシ図面を書きますよ~。
今年は暑い夏になりそうです。(実際ホントに暑っついよね)
頑張りますっ!

もしかしたらこれを読んでるかもしれないお客様各位!
これからは、予算との戦いも待っていますけど、
一喜一憂しながら楽しんでいきましょう。
今から竣工までが、きっと人生で一番楽しい時期になりますよ!

もしかしたらこれを読んでるかもしれない工務店さん各位!
どうぞよろしくお願いします!
私がもたついてる時は、遠慮なく私の尻を叩いてください。
叩かれて前に進むタイプです(笑)

見事当選

応募した覚えは全くないのに、”見本帳プレゼントキャンペーンに見事当選”したらしく、お祝いメッセージと共に、塗料の見本帳が送られてきました。

しかも、ボールペン付き!
見本帳のリングにしっかりと固定されて外せない、このボールペンを使いこなせる自信がありません。

普通にメーカーさんに請求すれば、無料で送ってもらえるんでしょうけどね。
見本帳を手に入れて「おめでとうございます」なんて言われたのは、長い設計人生で初めてですよ。

ありがとうございました。大切にします!(笑)

これで運を使い果たしたとは思いたくないので、
この勢い(どの勢い?)でサマージャンボに手を出しちゃおうかしら?
まぁ、運が向いてきたとも思えないですけど・・・(笑)

脱力系

消費税が10%にあがるのか?とか、
ワールドカップはどこが優勝するのか?とか、
今年もゲリラ豪雨に悩まされそうだ・・・とか、

そういう事をいっさい気にせず生きていくと、こんな風になれるらしい。

扇風機の前でお腹を冷やすわが息子

 

仕事中、ちょっと肩の力を抜きたい時にこの写真を見ると、とっても効果的。
一気に脱力できます。 ぜひお試しください。

しかし、睡魔と闘っている時にうっかり見てしまうと、
今すぐ仕事を片付けて、家に帰りたくなるので要注意です。

なんだかなぁ・・・

友達から聞いた話。

とある私立高校の修学旅行でイタリアに行くらしいのですが、
その飛行機の座席がすごい。
成績上位20名はファーストクラスに乗れるのだという。

・・・。

今時当たり前なんでしょうか?

競争社会を否定する気は全くないけど、
修学旅行でファーストクラスに乗った想い出が、
その子達の宝物になるのだろうか?

なんだかなぁ・・・。と思ってシマウマ。

完成

2月の日記に

『この場でお伝えしていきたい事がたくさんある、
 ちょっと楽しい企画住宅ですので、
 またあらためて紹介しながら、
 現場の様子も綴っていきたいと思ってます』

と書いた清瀬の現場。

なんにも綴らないうちに完成しました(笑)
ごめんなさい。

本日完了検査。無事終了。
検査員さんが甚く感動してくれて、過分なお褒めの言葉をいただきました。
ありがとうございます。

本当にお伝えしたい事がたくさんあるんですよね。
事業主さんと何度も何度も打合せしながら創りあげた企画分譲住宅。
無垢の床に漆喰の壁・天井。仕様に妥協はありません。
一般的なファミリータイプだけでなく、
Singleさん、Dinksさん、SOHOさんが求めているであろう住宅を、
私達なりに考えながら、形にしてみたんです。
とても楽しいプロジェクトでした。

今ここで書き始めると、ものすごく長くなるので、
(帰ってサッカー見なくちゃいけないからね♪)
いつか別の形で”分譲住宅考”を書いてみたいと思ってます。

とりあえず、無事に竣工してめでたしめでたし。

気がつけば・・・

3週間以上もホッタラカシでしたね。
これはいけません。

この3週間で、随分たくさんの人たちとお会いしました。
すこしハードな日々でしたが、
いろんな人の”家づくりへの想い”を聞くことが出来て、
6月は、とても楽しい、充実した月となりました。

何棟かのプレゼンも終了し、
少しずつ、いろんな事が前に進んでいます。

進まないのは日記だけ。
毎日10分、日記を書く習慣をつけること。
これがこの夏の課題かな。

元気をもらう

3月に引き渡したKさんからメールが届く。
ここにそのまま掲載してしまいたいくらい、楽しいメール!
新居で、家族みんなが元気に楽しく快適に暮らしている様子が、
まるで3D映像でも見ているかのように伝わってきます。

うれしいなぁ・・・。良かった良かった。

「毎日毎日金沢さんに話したい事がたくさんあって、
 話しだしたら止まらないので、
 とにかくゆっくり遊びに来てください」

と締めくくられていました。

今すぐ飛んで行きたくなっちゃうよ。Kさん!
がっつり時間を確保して、近々遊びに行きます。

またお客様から元気をもらいました。
さて、仕事に戻りましょう。
やる気マンマンです♪(単純過ぎ!)

嗚呼!

一番恐れていたことが起きました。

今回の事務所移転のお祝いに、胡蝶蘭を全部で4鉢も頂きました。
どれも本当に立派な胡蝶蘭で、ありがたい気持ちと比例してものすごいプレッシャー。
もはや植物ではなくペットです。

育て方をネットでまめに調べながら、大事にしていたつもりなのに、
今朝、事務所に来たら、よりによって、
大家さんから頂いた胡蝶蘭だけ、半分以上花が落ちてしまっていた。

なぜ、『よりによって』か。

①毎日、事務所の前を大家さんが通る。
②大家さんに頂いたものだけ色が違うので、他のものとすりかえられない。

あぁ・・・どうしよう。
原因を調べてみたら、お香の煙が一番当たるところに置いてあったかららしい。
(一番いい場所に置いておいたのが仇となってしまった・・・)
どう考えても、まだ花の寿命じゃないんです。

あぁ・・・どうしよう。
申し訳なくて、今日一日、シャッターを全開できなかったちっちぇ~自分。
同じものを買ってきて、すり替えておきたい気分ですよ。

なんだかもう、本当に悲しい・・・。

インプット

久しぶりに、恵比寿のMビルへ遊びに行く。

いつもアポを取る時に、天気予報を見ながら日にちを決めてくれる
オーナーYさんのおかげで、今日もオフィスの気持ちよさっぷりを体感。

M社の自社ビルだったから出来た事だけど、
事務所こそ、家以上に環境を整えるべきという私の想いを汲んでいただき、
内装の素材にも少しこだわって、明るく、風通しの良い、
本当に気持ちのいい事務所ビルになっています。

去年10月の引渡しから、早いもので季節が3つ巡りましたが、
「ずっと快適ですよ」と、ありがたい言葉をいただきました。

残りは夏のみ。
“この夏一番の暑さ”の日を狙って、また様子を見に行ってこよう。

その後、足を伸ばして竹原義二展 (Click!) へ。

現在のアトリエ朋。
工事中2件、実施設計中1件、基本設計中1件、プランニング中2件、
そしてもうすぐ動き出すべく待機中が2件。
本当は10分でも早く帰って業務に戻りたいところですが、
これだけアウトプットが続く時こそ、インプットが大事!
と、ちょっと無理をして行ってみました。

結果。
思い切って良かった。
図面とはなんなのか。設計とはなんなのか。
あらためて考えさせられました。

仕事に関してだけではないけど、
どうも最近、『本質』や『目的』が少しずつずれてしまってないかと、
不安になる事があります。
そんな自分への矯正ギブスのような展示会でした。

CADで図面を描き始めて9年。
イコール
手描きに戻そうかと悩み続けて9年(笑)
この先もずっと、スパイラルで悩み続けそうだな・・・、これだけは。

伝わる

これから家づくりを始めるお客様、Kさんから、
「どこか、実際に建ってる家を見学させてもらえないでしょうか?」
というリクエストがあり、過去のお施主様であるUさんに相談。
以前から、「ウチで良ければいつでもモデルハウスに使って!」
と言って下さっていて、今回も「どーぞどーぞ!ウェルカムですよ♪」
と快諾していただきました。本当にありがたいです。

Uさんち。
一家揃って”超”が付くキレイ好きでして、
いつ遊びに行っても、家中ピッカピカなんですよ。
竣工後4年半も経っているのに、
いまだに新築といっても頷けるくらいきれいに住んでくれています。

Uさん御主人の案内の下、和やかに見学会は進みました。
私も忘れてしまっているような(!)仕掛けや工夫も、
ひとつももらさず説明してくれて、Kさんご一家もとても参考になったご様子。
やはり、写真を見せて私が説明するのでは絶対に伝えられない情報が、
生の現場、生の声には詰まっています。
あらためて、Uさんには感謝感謝です!

そして今回、何よりも嬉しかったのが、見学を終えたKさんご一家が、
「本当に、この家を大切に思って、手を掛けて住んでいるのが分かったし、
 それが一番大事なんだという事がヒシヒシと伝わってきました」
とおっしゃってくださった事。

そうなんです。
家を長持ちさせる為に、私達つくり手に課せられた使命はたくさんありますが、
どれだけしっかり造っても、どれだけ保証制度が充実しても、
その家を守っていけるのは、そこに住むお客様だけなんです。
そして、肝心なのは、
『大切にしたい。守っていきたい。』と心から思える家を持つこと。

一番伝えたい事が、誰が語るでもなくきちんと伝わる事があるんですね。
“今、目の前にある事実”の力を感じた一日でした。

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