杓子定規

知り合いの不動産屋さんから相談を受ける。

とあるテナントビルに入居希望しているクライアントがいて、
その人が計画している改装案が、
法的に問題あるか?あるとしたらどんな問題か?という質問。

非常に判断が難しいケース。
やってしまえば、問題なく全てが治まる可能性も十分あるし、
そのくらい大丈夫なんじゃないですか?と言ってあげたいのはヤマヤマなんだけど、
「問題あるか?」と聞かれれば、答える者の責任として、
「問題あり」と答えざるを得ない。
本来であればこうしなければならない、とか、
最悪の場合、こういうことが起こる、とか、
ネガティブな事しか言ってあげられない事に、すこし落ち込む。

私は杓子定規すぎるのか?と不安になり、同業の先輩に、
「こういう相談を受けたらどう答えるか?」
と聞いてみたら、全く同じ回答を得られたから良かったけど。
例の耐震偽装事件以来、人から相談を受けることが、
一種の”苦行”になってしまった気がする。やるせない。でも仕方ない。

元来、「大丈夫。大丈夫。なんとかなるよ!」が口癖の楽天家なんだけど、
コンプライアンスに関わる事だけは、
のちのち、関係者がもっと辛い思いをする事がないように、
今後も杓子定規に考えていくしかありません。
つまり、そういう時代だという事。

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