月別: 2011年4月

うーん・・・

どうしたものか。
なーんか、気持ちがざわざわざわざわしてしまいますね。
これだけの事が起きたのだから仕方ない・・・と思いつつも、
直接被害を受けてない人間がこんな事でどうする!!とも思う。
どちらにしてもシンドイのであります。すっかりヘタレです(笑)。

ぜーんぶ夢だったらいいのに・・・と、毎朝思います。
今、あちらこちらで起こっているたくさんの不幸な出来事が、
情報の風化ではなく、根っこから解決する日が来ることを心から願います。

それでもね。
今までと変わらず、楽しい事や嬉しい事は多々あるわけで、
それらを取りこぼさないように拾い上げていかなくてはと思います。

という事で、今日のプププ。(我ながら強引な展開だと思う(笑))
こちら、出先で入った洋食屋さんのメニュー。
「内税のため・・・」と書き添えられているけど、新鮮な驚き。

何も間違ってないんだけど、なんか間違ってる気がしてしまう。
一瞬「ギャグなのか?」と思ってしまいました。
きっと、とても誠実でとても良心的なオーナーさんなのでしょう。

でも個人的には、チョコサンデーは578円より580円の方が、なんとなくうれしい(笑)。

嫁入り

HUGHOUSE。
本当に楽しいお仕事でした。
いよいよ明日、お引渡しです。

こんな時期の引渡しだからこそ、強く、願います。
この家が、Yさんの精神安定剤となりますように。

幸せになるんだよ。この家も。Yさんも。

レインボーさん

5月の後半あたりからリフォーム工事をする予定のKさん。
私の母親世代のご婦人。とにかくおしゃれでパワフルな方。

リフォームする事にしたと友達に話すと、みんな、
あと何年住めるかも分からないのにお金をかけるなんてもったいない。と言うんだけど、
仮にあと10年しか住めないとして、その10年をどう快適に過ごすかの方が大事でしょ?

と、おっしゃる。ステキです。その通りだと思います。

リフォーム工事のついでに、玄関ドアを赤く塗りたいの。
「赤いドアのおばさん」って近所の人に呼ばれようかと思って。

と、おっしゃる。ステキです。まっかっかに塗っちゃいましょ♪(笑)

そのKさん。
先日、近くまで来たからとフラリと事務所に寄ってくれまして、
あれこれとガールズトークを繰り広げたのでありますが、
トイレの話になったときの事。

「レインボーさんが節電しろっていうから、トイレのコンセントを抜いたんだけど、
 あの、座った瞬間の冷たさに心臓がキュッてなるのはどうしてもダメ。
 あれだけは節電に協力できないわ」と、おっしゃる。

うんうん。気持ちはよく分かります。
頷きながら「レインボーさんって誰なんですか?」と尋ねてみると、
Kさん、ちょっとビックリした顔をしながら、
「レインボーさんはレインボーさんよ!レインボーさん!あの政治家の・・・」と、おっしゃる。

Kさん。それは多分、レンホウさん!(笑)

普通、どんな言いまちがいでも、そのニュアンスでだいたい何の事か分かるものですが、
この時ばかりは、全く想像できませんでしたね~。
まさかこんな愉快なオチが待ってるとは・・・(笑)。

しばし二人で大笑いしたあと、元気を置き土産に、颯爽と帰っていきました。
Kさん。なかなか手強いお施主様となりそうです(笑)。負けないぞ!(何を?)

来月、無事に工事に着手できますように。

今、思うこと

いろんな事を一緒くたに考えてしまい、混乱し、思考停止に陥ります。
あえて、思考を停止して、立ち止まって考える時のような気もしています。
ブログをやってるからと言って、自分の考えをここに書く義務なんてないのですが、
そこに蓋をして、現場の事や日々の出来事を書く気に、どうしてもなれず、
かと言って、言語化できるほど気持ちもまとまらないので、更新も滞ってしまいました。

気持ちがまとまったわけではありませんが、自分を少し整理する為に、
今思っていることを書いてみようと思います。

津波の映像が頭から離れません。
なんだか、長い間自分の中にあった『家』に対する思いそのものが流されてく感覚で、
家ってなんだろう。私の仕事ってなんだろう。という無力感を味わいました。
そして、あの津波で家を失った人たちが、今、避難所で生活をしていて、
そのほとんどの人が、仮設住宅に入れる目処さえたっていないという事実。
仮設住宅を建てられる場所の確保の問題も大きいのでしょうが、
本当に資材不足のためにそれが滞ってしまっているのならば、
私たち非被災地の業界の人間が、協力するべき事って、
実はとても明確に、とても具体的に、存在してるんじゃないかと思ってしまいます。

現在、全国的に資材不足による混乱が生じていて、
これがいつ収まるのか、見当も付かない状態です。
家作りの渦中にいる人たちが、一生の買い物に於いて、この混乱に巻き込まれ、
大きな不安にさらされている事も、とても由々しき問題だと思います。

まず、家を失ってしまった人たちに、家を提供する事。
そして、建築途中でストップしてしまった家を完成させる事。
そうやって、優先順位を明確にしていくことで、かえってこの混乱を早く収束する事が出来、
いろんな人の不安を一日も早く解消する事に繋がるような気がしています。
生産や流通は、本当はそんなに時間をかけずとも、元通りになっていくと思うのです。
その部分に関しては、完全に『日本の力を信じてる』のです。
だからこそ、ここは業界全体がもっと俯瞰して、
今の日本の状況を見ないといけないような気がするのです。

とは言え、それが言うほど簡単なことじゃなく、
というより、ほぼ不可能に近いことは分かっています。
分かっていながらここに書くというのは、
キレイゴトに過ぎないことも、矛盾だらけだということも分かっています。
分かっていながら考え続けているから混乱し、思考停止になるわけで・・・(笑)

それでも、
今、自分の目の前にいるお客様のために何をどう判断するか、
これから家を作ろうとしている人たちの不安をどう取り除いていくか、
と同列で、
家を失ってしまった人たちが、一日も早く、最低限の普通の生活を取り戻せる方法を、
家づくりを生業としている者として、考えていきたいと思っています。
結果として自分の無力さを感じるだけだったとしても、それは仕方がないこと。
ここにこんな事を書くこと自体、実はとっても勇気がいりました。
ただの自己満足なんじゃないか?という気持ちも拭えませんから。
でも、これがとりあえずの第一歩。誰かがヒントをくれるかもしれません。
そんな他力本願な、よろよろの第一歩です(笑)。

そして、原発。
これはもう、怖くて怖くて仕方がありません。
具体的に何が怖いというのではなく、ただ単に、生まれてこの方、
現在進行形の不安にさらされた経験がないので、そこに身を置いてることが怖いのです。
と同時に、とても緊張しています。

いろんな事が起こり、その中で、
いろんな物事のもつ意味や、人の価値観が、大きく変わっていくと思います。
安全の上にあぐらをかいて生きてきた日本人が、
安全ではない事が前提になってしまったこの国で、
覚悟を決めて生きていかなくてはならなくなりました。
ものすごいことです。この現実を受け入れるのには時間がかかりそうです。

その変化は少しずつ少しずつなのでしょうが、ここでもまた、設計者として感じるのは、
お客様の全財産を預かる者として、刹那的に物事を解決するのではなく、
その変化を見据えて、何を提供していくべきかを考えていかなければならないという緊張。
エネルギーの問題しかり、資材の選別しかり、コストコントロールしかり。
今やるべきことは、目の前の事をこなす事ではなく、
冷静な目でこの先を予見していく事なんだろうな・・・と、変なプレッシャーを自分に与えています。

私一人では到底答えの出せない事。
お客様も含め、周りの人みんなで意見を出し合って、
何かしらの答えを出していきたいと思います。

ふぅ・・・。少し落ち着きました(笑)。
本当にこの数週間、心がざわざわしていて、正直、何も手に付かない状態でした。
まだ何も解決していないけど、多分、これを投稿する事で、気持ちに一区切り付くんじゃないかな?
先週金曜日に、軽く弱音を吐いておこうと記事を書いたのに、投稿時に消滅し、
そのこと自体にまた落ち込んだりしていましたが(笑)、今度はちゃんとアップできますように。

お願い。私を前に進ませて!!

・・・

ずいぶん間が空いてしまい、今日こそは!と、小一時間PCに向かってしたためた記事。
投稿直前に消えました(涙)。

出直してきます。今日はこれにて失礼!!

こちら、変わりなく元気です。
みなさんも、どうか元気でありますように。

お約束の洗礼♪
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