彼女のくじ運

2012.9.28

来月の結婚記念日で、めでたく金婚式を迎える私の両親。
耐えがたきを耐え（どっちが？（笑））、よくぞここまで添い遂げました。
ふたりとも元気にこの記念の日を迎えてくれる事、
本当にありがたいと、感謝の気持ちでいっぱいになります。

金婚式のお祝いは食事会がいいか、旅行をプレゼントするか、
いや、二人で行っておいで！と言っても父が渋るだろうから、いっそ一緒に行っちゃうか、
とかとか、娘たちはいろいろ考えているのでありますが、
さっき、母親から電話があり、
近所のスーパーのくじびきで、富士山への日帰り旅行が当たり、
「それがたまたま結婚記念日当日なのよ！すごいと思わない？」
と、鼻息荒く（笑）その手柄を報告してくれました。

母は、昔からおそろしくくじ運の良い人なのですが、いやはや、恐れ入りました。
案の定、出不精で照れ屋の父は、面倒くさいとか、俺はいいよとか言って、
母親の気持ちを逆撫でしているようですが（笑）、
ぶつぶつ言ってる父に「ホントに憎たらしいんだから！」と怒ってる母は、どこか乙女チック。

金婚式に富士の麓でけんかするのも、これまた一興。いってらっしゃいな。

あったかくしてね。

2012.9.26

そこら中で「暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ」という会話が交わされていたであろう先週末。そのビンゴっぷりは見事なものでしたが、もう少し、季節の移ろいとか、もののあはれとか、愉しませてくれてもいいのにね。こっちも心の準備が必要なのですよ、秋さん。

急激に涼しくなりました。
どうか皆さん、風邪などひきませんように。

この秋のマイブームは、無印良品のとうもろこし茶。
からだをあっためながら、
今日もガシガシ図面を描いています。
今週は、やや、ひきこもり（笑）。

私的パワースポット

2012.9.21

昨日の棟上げ。
午前中に現場に行ったのですが、午後3時からの上棟式までずっと現場に居る必要もなく、
近くの喫茶店で仕事をしようと目論んでおりました。
あまり混まなそうな、裏手にあるお店を選んだのですが、お昼をまたいでしまったため、
やはり、仕事をしつづけるのはちょいと気が引けて、ランチを食べて退散。
さてどうしよう。他のお店に移ろうか？とも考えましたが、
お天気も良かったので、鳩森神社の境内をお借りすることに。

帰り際、場所をお借りしたお礼も兼ね、お賽銭はちょっと奮発して、Ｏ様邸の工事の無事をお祈りしてから上棟式へ。
何とも贅沢な時間つぶしになりました。

この鳩森八幡神社は、規模としてはそれほど広くなく、そのせいかとても風情があり、大好きな神社のひとつです。
いつか、この境内にある能楽殿で薪能を観てみたいな。

チーム・アラフォー

2012.9.20

最近、会う人会う人に訴えていて、今日の上棟式の挨拶でも話してきて、だから、「あの人、ブログにまで書いてるよ･･･」と呆れられそうなんだけど、私にとってはそのくらい大事件なので書きます（笑）。

今日は、Ｏ様邸の棟上げの日。
こちらは、この現場の棟梁。Ｔさん。
ワタクシの長い設計人生、初の、年下の棟梁です。
年下の棟梁です。大事な事なので２回書きました(笑)。

そんなに大騒ぎするような事じゃないのは分かってるんですけどね。なぜだか、私の中では勝手に、大工さんというのは永遠に年上のおじちゃんなんだと思い込んでいたものだから、本気で驚いてしまったんですよ。
そっかぁ。もうそういう歳になってたんだぁ･･･と。
Ｔさんだって、決して若い棟梁な訳じゃなく、腕も確かなベテランさんですからね。何も驚く事はないのです。
記念すべき現場なので、姉御肌吹かせて威張ってやろうと思います(笑)。

この一週間、毎日、週間予報をチェックしながら雨の心配をしていたのがウソのような快晴の空の下、
平屋建てのＯ様邸は、予想通り、凛とした上品な佇まいで姿を現してくれました。
『小さな家』という意味と『二人と一匹の姫君たちの家』という意味を重ねて、つけた名前は『姫ハウス』。
少しタイトなスケジュールの中、きっと、あれよあれよとあっという間に出来上がっていきますよ。
(だってホラ、大工さん若いしさ！(笑))
ここに辿りつくまでがあまりにも波乱万丈だったＯ家の姫君たちに、一日も早くこの家を手渡して、
ゆっくりと静かな毎日を送らせてあげられるよう、みんなで頑張りましょう。

考える

2012.9.18

プロ野球界では、ベテラン選手の引退ニュースが続いています。
自分と同世代の選手たちの勇気と涙を見るにつけ、
どうしたって自分の人生について考えさせられてしまいます。

今まで何をしてきたのか。これから何をしていくのか。

多分、私はとても恵まれていて、
いろんな人に守られ、許されながらここまでやってきました。
でも、それ故に、なかなか踏み出せずにいる一歩があるのも事実です。
このままでいいじゃないか。なんの不足があろうぞ。と。

最近、とても客観的に、
42歳とはこういう歳なんだ･･･と気づかされる出来事が続いています。
タイミングなんだろうな。
別に、たいそうな目標があって方向変換をしようとか、そんな大げさな話じゃないんですよ（笑）。
ただこの先、この仕事を続けていく上で（あるいは続けないという選択も含め）、
何をしていくにしても、自分の意志で選んだのだと胸を張れる生き方をしないとな。
と、そんな事を、少し真剣に考えている2012年の秋でございます。

不惑の40代のはずなのに、惑いっぱなしだな。

最後まで力を振り絞るアイツ

2012.9.15

また、瞬く間に一週間が過ぎてしまいました。
毎年感じる事だけど、夏休みが終わると、なんだか急に「今年も終わり」な気分になり、
実際、そこから時間の経過に巻きがかかる気がします。
本当に、あっという間に一日が終わっていく･･･。焦ります。

そしてもうひとつ、この時期に毎年感じる事。
この時期の蚊って、ものすごい執着心で血を吸いに来ると思いません？
しかも、動きが妙に鈍くて、かえって捕獲しづらいんですよ。
今日の現場での打ち合わせでも、みんな、話に集中したいのに、
次から次へとやってくる蚊に翻弄されて、目が泳ぎっぱなし(笑)。
各人、刺された箇所もすごい数だけど、退治した蚊もかなりの数。
中でも、Ｓさんのご主人は名ハンターで、本日のＭＶＰでした。
ありがとうＳさん。もう最後の方は、その姿はただただカッコ良かったです(笑)。

9月とは思えない暑い日が続いています。
来週には、少しは涼しくなるのかな？
夏の疲れも出る頃で、体調を壊してる人もたくさんいますね。
どうか皆様、くれぐれもご自愛ください。

処世術

2012.9.8

こんな至近距離でカラスを眺めたのは初めてかも。
私の足元から１メートルも離れていないところにいます。

武蔵境駅ロータリーで遭遇した、すっかり餌付けされてしまったらしい子ガラス。
ものすごく人懐こい表情で人の顔を見上げ、欽ちゃん走りなんかも披露してくれて(笑)、
正直、めちゃくちゃかわいいんです。コイツ。
すっかり、ロータリーのアイドルになってました。

多分、自分が他のカラスよりちょっとかわいいという事をこの子は知っている。
したたかに処世術を身につけたんだな。カラスはやっぱり頭がいい。

今日はこんな日。

2012.9.7

どういう訳か、配筋検査の日だけはブログにその記録を忘れずに残しておきたくなります。
とても重要な工程であることは間違いないけれど、正直、ブログのネタとしてはどの工程よりも地味で、「本日配筋検査」とか「無事合格」とか「きれいな配筋！」くらいしか書くことないんですけどね(笑)。
そんな感じで、Ｏさんちは粛々と進んでおります。
多分、これはただの備忘録(笑)。

全く関係ない話をひとつ。
今日、国分寺駅前に献血のバスが来ていたんですけど、そのバスに、「協力お願いしますっち」って書いてありました(笑)。その”っち”は必要なんだろうか？と心の中で突っ込みながらも、なぜか、面白がって写真を撮るのは不謹慎のような気がした為、証拠はありません。でもホントに書いてありました。
これ、久々の「今日のプププ」。　やっぱり、”っち”はいらないと思うっち。

厚けりゃイイってものなのだ。

2012.9.5

東京からの距離的にも、観光地としてのボリューム的にも、のんびりとした日帰りレジャーとしては、意外と最適なんじゃないかしら？

マグロを食べて、ぼーーっと海を見て、水中観光船（結構楽しい(笑))に乗って、最後は無目的にバスに揺られて三浦半島を周回して帰ってきただけですが、気持ちのデトックス効果はなかなかです。

誰かさんの涙

2012.9.1

朝、雨音で目が覚めて、布団の中で思わず、
「あー雨だーー♡」と声を出してしまいました。
本当に久しぶり。
貯めて、貯めて、貯めこんで、
１か月分の雨をまとめて大放出！のようでしたね。
お昼前の雨はホントにすごかった。

今日は、ある大工さんが、溺愛している愛娘を嫁に出す日なので、地面をたたきつける雨を見ながら、ついつい、
「お～。Ｉさん（大工さん）が泣いてるみたいだ～」
と微笑んでしまいました。
きっと、今日の雨に負けないくらい号泣したんだろうな(笑)。

あれだけ待ち望んだ雨なのに、降ったら降ったで「あぁ･･･現場が遅れちゃうからあんまり降らないでおくれ！」とお願いしてしまうのだから、まったく勝手なものですね。
でも、これで地球も、ほんの少しクールダウンしてくれるでしょう。よかったよかった。
日暮れて聞こえてくる虫の声も、昨日より大きくなった気がします。

ついに９月になりました。今年も残り４か月。忙しくなってきそうですよ。