手に触れた事実

私の母親世代であるOBのお客様、Kさん。
Kさんのお兄さんが、硫黄島で戦死されたという話は、
以前、ちらっとお聞きした事があったのですが、
先日、ちょっと相談事を受けてお邪魔した時に、
そのお兄さんが、戦場で、家族に宛てて書いた最後の手紙を見せて下さいました。
ご両親に宛てたものと、「親愛なる弟妹へ」で始まる、幼い兄弟に宛てた2通。
この時、お兄さんは、まだわずか19歳だったそうです。
一体どんな気持ちで、この、遺書とも呼べる手紙を書いていたのか、想像することさえ出来ませんが、
こういう時代が確かにあったんだと、その事実を突きつけられて、胸が苦しくなりました。

今まで、親から戦争体験を聞いたり、TVや記念館などでこういう手紙を目にする事はありましたが、
初めて、実体として手に触れた「戦争の理不尽さ」。とても重たいものでした。

陳腐な言葉でまとめる気になれないので、記事にするか迷いましたが、自分の為の記録として。

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