大切な実はそんなにたくさんないのかもしれない

歯が抜ける夢を見た。

抜ける瞬間の夢ではなく、足元に何か落ちていて、拾い上げるとそれが自分の歯で、
でもそれは元々不要で邪魔になっていた歯で、抜けた事でやっと正常な歯並びになったという夢。

そこで目が覚めて、やけに暗示的な夢だなぁ…と思いながらもう一度寝直したらまた夢を見た。

一昨年の秋に解約した以前のアトリエにいて、もう引き払ってはいるんだけど、
最後に出たゴミの処分をずっと先延ばししていて、やっと片付けに行けたという夢。

*

最近、夢を全く見ていなかったのか、見ても忘れていたのか分からないのだけれど、
こんなにクリアで、目が覚めてからもはっきり覚えている夢を見たのは久しぶりです。

おもしろいものですねぇ…。
素直に捉えれば、『もう余計な荷物は降ろして次に進む時ですよ…』
というメッセージにも取れなくもない。
そう信じて、気持ちを身軽にして前に進むのも悪くないなーとも思うのですが、
これだけ生きてくると、夢のお告げにそれほど深い意味がない事も、
現実はそんなに簡単に変わらない事も知ってしまっておりまして。笑

それでも、夢というものが自分の潜在意識が見させるものであるならば、
私の中にそういう気持ちがあるのだろうし、
事実、モヤモヤを感じるものは積極的に手放していかないとなぁ…と考え、
少しずつ行動に移している時期でもあるので、暗示というよりは願望なのかもしれません。

自分の手に負える物量というのが、年々減ってきている気がするのですが、
それは、大切なものと不要なものの区別ができるようになるという事なのかもしれません。
今年の初めに紹介した映画『ストレイト・ストーリー』の中で、主人公の老人が言っていた、
『歳を取って良かったのは、実と殻の区別がつくようになったこと』
というのは、きっとこういう事なんだろうな。

殻に未練を抱くのではなく、手元に残った実を大切にすること。
それ以前に、それが本当に自分にとって大切な実なのかを見極めること。
そういう力と知恵をつけていきたいものです。

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