2014.6.26
最近、周辺で採用している例を見かけるようになり、気になっていた、ホウ酸による防腐防蟻処理。
一度お話を聞いてみたいと思っていたところに、「セミナーがありますよ!」との情報をもらい、
昨日、じっくりと説明を聞いてまいりました。
ホウ酸というと、真っ先に思い浮かべるのがゴキブリ駆除なので、
どうしても、ホウ酸=自然素材=人体にやさしい
というイメージを持ちにくく、ちょっと斜に構えてたのですが(笑)、
なるほどなるほど!と納得することが多く、やっぱり何事もきちんと調べないとダメだと反省。
これは前向きに検討しようと思いました。
シックハウスに関する規制が厳しくなって、建材に含有される有毒物質が劇的に減り、
建物が人体に悪影響を及ぼさなくなったのと裏腹に、合板などはカビが生えやすくなり、
材木屋さんが管理に苦労されてるのは、意外と知られていない現実。
人間にやさしいものは、カビや腐朽菌、虫たちにもやさしいわけですよね(笑)。
こういう矛盾を内包しているという事も、きちんと伝えてきたいものです。
それでもやっぱり、人間の体にやさしいものを選んでいきたい。
アトリエ朋で設計する家では、俗にいう「自然素材」を多用してはいるのですが、
「自然素材の家をつくりましょう」というアナウンスをした事はないし、
これからもするつもりはありません。
自然素材とう定義があいまいなので、無垢の木や漆喰・珪藻土で仕上げたからと言って、
それを「自然素材の家」と言い切るのには、やや抵抗がありますし、
予算の都合や、もっと明確な確固たる理由から、工業製品・石油製品を採用している家は、
これまでもこれからもある訳で、自分のお客さんであるなしに関わらず、
その選択をした人達を否定するような事はしたくないなと思うのです。
とは言え、「出来るかぎりお勧めしたい」というスタンスは変わらないので、
正直なところ、私の中にも「矛盾」は内包されているのですが(笑)、
最近、自分なりにひとつの答えを出しました。
「人間が生活し、呼吸をする場所として考えた時に、
感覚的に”不自然だな”と感じるものは排除していこう」
このくらいでいいんじゃないかなって。
このブログの過去記事からの転載ですが、
「自分が、家族が、周りの人が、それぞれ日々の暮らしの中で、
そしてお客様が、建てたその家の中で、ついでに、その「建物」そのものが、
呼吸しやすいかどうか?で考えていく事で、いろんな決断がしやすくなるんじゃないか?」
と書いたことがありました。3年前の記事 (Click!) です。
家づくりの事ではなく、生き方(大げさ?(笑))について書いたものだったのですが、
これ以来、ずっと私のテーマになっている考え方です。
ハード面でもソフト面でも「呼吸がラクな家」
アトリエ朋の目指す家づくりは?と聞かれたら、そう答えていこうと思います。
あれ?
「ホウ酸防蟻のセミナーに行ってきました」という報告を書こうと思っただけなのに、
なんだか大作になってしまいましたね(笑)。
でも、これでまた少し、自分の中のいろんな思いが整理されたかな。
お付き合いありがとうございました(^^)/
余談ですが、このセミナーの情報をくれたN社のY氏。
送ってくれたFAXの片隅に、
「『引き渡し 無事に終わって 招き猫』 本当によかったですね」
って書き添えられていました。
まさか、このブログから、一句詠んで下さるとは!! 嬉しかったです♪ ありがとう。