2011.7.28
リフォーム現場・Kさんちは、築35年(くらい)の木造住宅。
今回の工事は、2年前に他界された御主人(音楽家)がアトリエとして使っていた2階の12帖の部屋を、新たに奥さんの城と変身させ、ついでに2階にトイレを新設するのがメイン。
そしてついでに、隣接している和室と2階の廊下を少しだけいじりました。
今日は、その廊下のご紹介。
真壁(柱が見えて壁が少し凹んでいる)に繊維壁という、当時のスタンダードな仕上げだったKさんちの廊下に、「柱はそのままでいいけど、壁だけはなんとかきれいにしたい」というリクエスト。
出来れば上から漆喰なんかを塗れれば良いのだけれど、予算的に、廊下にそこまでお金を回すことが出来ず、かといって、寄木合板の床も板張りの天井もそのままに、壁だけ新しいビニールクロスを貼れば、そこだけ浮いて、かえって安普請になってしまうのは容易に想像できる。
で、今回選んだのは『エッグウォール』 (Click!) 。文字通り、卵の殻を紙に貼り付けた壁紙です。
写真ではその質感までは伝わらないと思いますが、K家の歴史が刻まれた年季の入った空間に、邪魔せず主張せず、しっくりと馴染んでくれました。
きれいにはなってるんだけど、まるで最初からその仕上げだったような溶け込み方で、これにはKさんも、喜ぶ以上に驚いておりました。
自然界に存在しているそのままの色と質感がなせる業でしょうか?
リフォーム工事の強い味方を見つけた感じです。
もちろん、新しい空間に使用してもとても良いですよ!
クロス屋さん泣かせの素材ではありますが、そこはひとつ、頑張ってもらってください(笑)。
築年数の経った家のリフォーム工事というのは、どんな家でもどんな工事内容でも、大なり小なり、構造部材の劣化という壁にぶち当たります。Kさんちも例に漏れず。かなり悩まされましたよ~。
このあたりも含め、もう少し時間に余裕がある時にまとめてみたいと思っています。
メイン工事の話や、”ゆかいなゆかいな収納大作戦”の様子もね!