どうなっていくのかな…

デジタル化という社会の変化にかなりアレルギーがあるので、
そういう情報は、(意識的なのか無意識なのかは分からないけれど)シャットアウトしがち。
でも、ここ最近、AIとかchatGPTとかの話題が、嫌でも耳に目に入ってくるようになりました。
10年後なんて先の話ではなく、1年後、2年後には、いろんなことが変わっているんだろうな。

これに関して、まだブログに書けるほど自分の意見や気持ちを言語化できないのだけど、
今感じている「一体どうなっていくんだろう??」という不安ほどの劇的な変化ではなく、
なんとなくなんとなく、自分にとって必要なツールは自然に受け入れながら、
ある時にふと、ずいぶん変わったなーと気づくんだろうな。
そんな気がします。

今から27年前。
まだまだ当たり前に、大工さんが材木を加工していた時代に、
ある材木屋さんが先陣を切ってプレカット工場を導入され、その見学に行ったのです。
まだプレカットなんて言葉自体も全然メジャーではなかった時代の事です。
コンピュータに読み込ませた図面を基に、ロボットがあっという間に材木を刻んでいくのを目にして、
本気で、その場から逃げ出したくなるくらい怖くなって、
本気で、「あーーー、もう建築やめよう…」って思ったんです。笑

CADも然り。
今も、全く抵抗がないかと言えば嘘になるし、
やっぱり、仕事の中で身体性が失われていくことへの恐怖心はあるのだけれど、
それでも、当たり前に受け入れてはいるんですよね。
あんなに恐怖でしかなかったプレカットも。

こんな風に、今は想像するだけで逃げ出したくなるような世界にも、
何年か先の自分はちゃんと存在していて、それなりに受容できてるのでしょう。
そして、そんな中でも、大切にしたいものは何も変わっていなくて、
ちゃんと大切に出来ているんじゃないかな…。
そう信じたいな。

と、そんな風に考えられるようになってきたので、
今の記録として、したためておこうと思い立ちました。
半年後、全然違うことを書いてるかもしれないけど。

なんだか、すごい時代を生きているな。
人間が作り出したものに人間が怯えてる。

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