モノクロームな春

現場近くの桜並木はまだ七分咲くらいかな。


週間予報を見ると、青空の下で満開の桜が見れるかどうかは微妙。
今年はお花見の予定も立てづらいけれど、
たまたま行った場所でたまたま見られた桜を愉しむのが良さそうですね。
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今日は二十四節気の清明。
漢詩に詳しいわけではないけれど、杜牧の『清明』という詩がとても好き。
今年は例年以上に、肌感覚でこの詩の世界観や情景を想像できるんですよね。
気温とか湿度とか空の色とか、こんな感じなんじゃないかな…と。
なので、ここに書き写してみたくなりました。

 

清明の時節 雨紛紛

路上の行人 魂を断たんと欲す

借問す酒家は 何れの処にか在る

牧童遥かに指さす 杏花の村

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漢詩なのだから日本語の美しさとは違うのだけど、
静かで清々しくて人間らしくて、しみじみといいんですよねぇ…。
興味のある方は、ネットで探して、
自分の感覚にぴたっとはまる訳詩や解説を読んでみてください。

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