穴を見つめる日

目が覚めて、最初に飛び込んできたのが、デビッド・リンチの訃報のニュース。

以前このブログでも紹介した、私が大好きな映画『ストレイトストーリー』もそうなんだけれど、
私の中でリンチと言えば『エレファントマン』なのです。

私世代には、子供の頃にこの映画を見て、とても怖かった記憶だけが残っている人が多く、
私も10年前まではその一人だったのだけれど、
何がきっかけだったのか、もう一度見てみようと思い立って鑑賞してみたら、
それはそれはもう素晴らしい映画で、
周りの友達に、大人になった今、絶対見返した方がいいよと勧めていました。
(一番驚いたのが、あの医師の役を演じているのがアンソニーホプキンスだったこと)

大好きな監督だったので、居なくなってしまったのはとても残念だけれど、
作品という鋳型が残っている事が尊くありがたい。
訃報を伝える記事の中に、彼がよく言っていたという
「穴ではなくドーナツの方を見よ」という言葉が引用されているのを見るにつけ、
その最期をこの言葉と共に語られる事こそが、デビッド・リンチという人の
生き様であり、鋳型になるのだな…と感じます。

それでもやっぱり、穴は穴。寂しいですね。
クリントイーストウッドにはもう少し頑張ってもらわなければ…。

月別アーカイブ