語彙が足らない

あっという間に2週間経ってしまったのですが。

1月の終わりに、保育園の完成お披露目会に招かれ、工事関係者のみんなでお邪魔してきました。
東京都認証保育所としてはスタートしたばかりですが、保育園としての歴史はすでに40年。
驚く事に、初代卒園生までがお祝いに駆けつけていました。
『園の歴史』としてスライド上映された子供たちの写真は、
そのまま写真集を作れてしまうくらい、どれこもこれも本当に素敵なものばかりで、
この保育園の大人達が子供を見つめ続けてきた優しい眼差しが、ヒシヒシと伝わってきました。

素晴らしいんですよ。この保育園。本当に素晴らしいのです。
だけど、その素晴らしさを、私の乏しいボキャブラリーでは全く表現できないのです。
本当に悔しい。
2週間格闘してみたけど全然まとめられず、書けば書くほどその魅力から遠ざかっていく気がするので、
観念して、「お披露目会に行った。とても素敵な会だった。理事長さんの手料理が絶品だった!」と、
その事実だけを記録しておくことにします(笑)。

宮沢賢治の小説の中の、ある風景の描写に、「なんという、きれいでしょう」という表現があります。
美しさを伝える、これ以上の言葉は存在しないだろうなぁ・・・と思います。
この表現を借りて、一言でこの保育園の素晴らしさを伝えてみようかと思ったけど、それさえ無理でした。
結局、「言葉にならない・・・」が、一番適格かもしれません。

このプロジェクトに携われた事は、間違いなく、私の誇りとなるでしょう。

R35 (・・・くらいかな?)

昨日の休日。
押入の中の掃除中、『開かずの箱』を、つい、開けてしまいました。
中身は、10代・20代の時に聞いていたCD&カセットテープ!
カセットテープ!!(笑) 嗚呼、青春の代名詞♪
中には未開封の新品カセットまで5本もありました。

新品なのに骨董品

 

あの頃、ベストテンやヒットスタジオに好きな歌手が出ると、
テレビの前にラジカセを置いて、息をひそめて録音してましたよね。
友達にテープを借りると、その子のお父さんの声が入っちゃったりしててね。
(今の10~20代の人は、書いてある事の意味すら分からないかもしれない・・・(笑))
なんとも、のどかでプププな想い出。
思いがけず、うら若き乙女時代(あったのよ!)に思いを馳せる日曜日となりました。

動物園?!

OBO*HOUSEのF家では、引っ越したら何を飼うか?で盛り上がっているようです。
当初から、犬を飼うという話はあがっていましたが、次第に奥さんは猫も飼いたくなってきて、
お子さんたちからは、ハムスターや亀も飼いたいと希望が出はじめ、
今日の現場立会いでは、ついにご主人から、
「ここに水槽(大きな甕)を置いて魚も飼いたいなぁ」なんてセリフもポロリと・・・(笑)。
いいですね~。
飼っちゃえ飼っちゃえ!全部飼っちゃえ!どうせなら思いきってロバなんかも飼っちゃえ!!

工事中に現場でお客様とお会いして、話が、その家の仕上がりについてではなく、
そこに住んでからの夢や希望、そこでの生活への妄想に及ぶ時が、
私達つくり手にとっての至福の時間となるのであります。本当にうれしいんですよ。
Fさん達の楽しい会話を聞きながら、その脇で、監督さんや大工さんが見せてくれる
嬉しそうな笑顔がなによりの証拠。今日もいい時間を過ごす事が出来ました。

相変わらず、不思議なくらい穏やかな空気の中、工事は順調に進んでおります。
今日は写真を撮りまくろうと、昨夜、デジカメの充電も済ませてスタンバイしていたのに、
現場では、バッグからカメラを出す事さえ忘れて話し込んでしまいました。
帰り道、写真を撮らなかった事に気づいた時の後悔ったらもう・・・(笑)。

フローリング。後攻「ウォールナット」の部も素敵に仕上がってました。
そんな写真達は、またあらためて。

節分

今年も、大家さんと一緒に豆まき。

記録的な豪雪に見舞われている方達を思うと、ちょっと忍び足になりますが、春に向けての大きな一歩! 
早く、日本中が暖かくなりますように・・・。積もった雪が、静かに溶けていきますように・・・。

 

いろいろ思う。

佐藤初女さん著の『いのちの森の台所』。
様々な悩みや問題を抱えた人たちを受け入れ、
ただ黙って話を聞き、心のこもった食事を与える。
そんな活動を半世紀以上も続けている女性です。

この本には、ただひたすら、今、この時を大切に生きる事、感謝の気持ちを持ち続ける事、そして、食事の大切さが、繰り返し書かれています。
なぜ、こんなシンプルな生き方を実践するのが、
こんなにも難しいのだろう。

この本を読んでいる最中に、友人の急逝の知らせを受けました。懲りもせず、またいつでも会えると信じて疑わなかったから、伝えそびれていた「ありがとう」だけが残されてしまいました。
本当に、この世は無常です。そして、残酷です。

頭でっかちで口先ばかりで、なんにも実践できずにいるけれど、自分にとって大切なものが何なのかが、少しずつ明確になってきている気がします。歳を取るって、こういう事なのかもしれませんね。

記録!の記録

狭小住宅の設計が大好きなので、
与えられた敷地が小さければ小さいほどワクワクします。

が。

先日、「この土地に家って建ちますか?」と相談された敷地。
敷地面積35㎡(10.5坪!) 建ぺい率60%!
ワクワクを通り越して、メラメラ。闘争心に火が付きました(笑)。

こういう小さな敷地だと、プランが入ればGO!という訳にはいかず、
土地自体の資産価値など他にもクリアしなければいけない諸問題があるので、
実際に建てられるかは、まだ分かりませんが、
記念すべき最小記録更新ですから、このチャレンジは記録しておきましょう。

いい間取りが入りましたよ!延床面積18坪3階建て。
当然ながら小さな家ですが(1/50の模型でも手のひらに乗るな・・・(笑))、
親子4人でも仲良く暮らせちゃいます。
諸問題が解決して、建築できるようになるといいなぁ・・・。これは建てたい!!

先攻「クリ」

OBO*HOUSEのフローリング。
ウォールナットにするかクリにするか悩んだ末 (Click!) 
結局、ウォールナットもクリも捨てきれず、両方使う事になりました(笑)。

現在、クリの部の施工中。
乱尺サイズ(一枚一枚の長さが違う)のものを選んだので、
もう少し賑やかな表情になるかと思っていたけど、
想像以上に上品な仕上がりになりそうです。ステキステキ♪

季節によって収縮する無垢のフローリングは、その収縮を計算しつつ、
こうやって一枚一枚、程よい隙間を確保しながら張っていきます。
しかもクリの部は乱尺なので、
木目やサイズの組み合わせを一枚一枚考えながら進めなければなりません。
気の遠くなる作業。
実際、大工さんはかなり気が遠くなってました(笑)。
この大工さんの苦労。しかと、Fさんに伝えておきます!

無垢の木は、どんな樹種でも、経年変化により色味が変わっていくものですが、
このクリはその変化がとても顕著で、じっくりと時間をかけながら、
しびれるくらい渋~い色に落ち着いていくんですよ。元の色が思い出せないくらい。
家が完成した後に、さらにとっておきの楽しみが残ってるなんて、羨ましい限りです。

ドキドキ出勤

ブログって、間が空けば空くほど書きづらくなるものでして。
最後の記事が変に重たかったりするとなおさら・・・(笑)。
無駄に更新が滞りました。失礼!

積もりましたね、雪。
そして、凍りましたね。見事に。
実は2週間前に捻挫をしまして、
やっと、腫れも痛みも引いてきたところなので、
本日の出勤は命がけでしたよん。
しかも、通勤路の2/3は坂道。おっかないです。
雪景色の写真なんて、撮ってる余裕はありませんでした。

この様子だと、まだ数日は道路は凍結してそうですよね。
車も自転車も歩行者も、十分気を付けていきましょう。

ちっともまとまらない幕開け

結局、去年は最後まで、全然ダメでした。
自分でも理解できないくらい、原発事故のダメージが大きくて、
福島やその周辺の人達の事を考えては思考停止に陥いっていました。
二度とこんな悲しいことが起こらないように・・・と願うことすら違和感があり、
二度どころか、一度だって絶対起こってはいけないことが起きてしまったというのに、
その事実と、全く変わらぬ自分の生活や世の中の動きが、あまりにも乖離していて、
そこに不自然さを感じながらも、少し目をそらせておかないと先に進めないというジレンマ。
無関心でいるか、過関心になるか、の両極端以外に、
このことに関する気持ちの置き所を見つけられない状態のまま、
多分、私は、無関心の方を選択してやり過ごしてきたのだと思います。
しかし、お正月が近づき、一斉におめでたいムードになってくると、
未来とか希望とかを口にすることに、ものすごく抵抗を感じるようになりました。
一年が終わり、新しい年が来るという事が、
なんだかとても残酷な事のように思えて仕方がなかったのです。

目に見える景色は何も変わっていない中で、
外野には、「そこには住むな」という人が居れば「住んでも大丈夫」という人も居て、
残りたい気持ちと、そこに居続ける事の不安を抱え、これだけ不確かな情報に翻弄されながら、
自分だったら、いったいどんな思いで暮らし、どんな行動を取るのだろうか。
ハッキリと分かりやすい、目に見える絶望も無い中では、
希望を見つけるのも簡単な事ではないような気がします。
日本はこれまで、いろんな災害・困難から立ち上がってきたんだって言うけれど、
そんな言葉で片付けられないですよね。終わってないし、終わりが見えないんだし。
放射能の影響云々よりずっと手前のところに、本当の苦悩があるのだと思います。

現地に住む人の手記に
「心配してくれなくていいし、福島の野菜なんか買ってくれなくていい。
 ただ、もう、私たちをそっとしておいてください」
と書かれたものがありました。

この言葉も、福島出身の知人から伝え聞くつらい話も、
TVで紹介される、前向きに頑張ろうとしている人々の姿も、
結局は一部分でしかないわけですが、
それぞれの人がいろんな思いで、考え、決断し、行動している中、
当事者以外の人間には、本当は、
そのすべての選択を否定しないで認める事しかできないような気がします。
でもきっと、それも正しい答えではないし、ある意味、無関心という事になるのかもしれません。
もはや、無関心という言葉の意味さえ分からなくなってきています。
これほどまでに、考えても考えてもどうにもならない問題があるなんて、
1年前には想像もしませんでした。

そんな思いを引きずりながら、始まりました。2012年。
どうにもならない問題からは少し目をそらして日常を送り、そんな自分にちょっと嫌気がさし、
また考え始め、答えが出ないことを思い出して、再び日常に戻る。
きっと、その繰り返し。
多分、今年も、いろんな覚悟が必要とされる一年になるでしょう。
このエントリーによって、覚悟が決まったり、何かが整理されるわけではありませんが、
今年の初めに、どうしても書いておきたくなりました。
どうして書いておきたいのか、何を書いておきたかったのか、さっぱりわからぬまま、
新年らしからぬ記事になってしまった事、お許しくださいね。

去年の震災の後、このブログを通じて、匿名でメッセージを送ってくださった方が居ました。
そこには、「あわてず、あせらず、あきらめず」と書いてあり、勇気と元気をもらいました。
正直に不安を吐露して良かった。ブログをやってて良かった。とつくづく思ったものです。
みんなが、口にしないだけで、本当にいろんな思いや不安を胸に毎日を送っていて、
そんな気持ちを思いがけず共有することで、安心できることがあるんですよね。
なので、今年もこのブログは、どう思われるかとかはあまり考えず、
「正直に」をモットーに、気持ちのままに綴っていこうと思います。
・・・と言ってもね。
あいかわらず、くっだらない記事ばっかりになるとは思いますけど(笑)。
プププな出来事、今年もたくさん拾いあげていきましょう。

さぁ、今年もがんばりますよ!
また1年、よろしくお付き合いくださいませ。

毎年、「良い一年だったなぁ・・・」と振り返り、
「来年もいい年でありますように・・・」と、当たり前の事として願ってきました。
だけど今年は、どんな気持ちで一年を終えてよいのか、すこし迷います。

あと数時間で2011年が終わり、新しい年がやってきます。
また新たな気持ちで頑張ろう!と誓いを立てつつも、
今日の続きが明日であることに、心から感謝をして、
いつもと同じ一日として過ごしたいと思います。
来年の年末には、また、
今まで当たり前だと思っていたことを、当たり前な事と感じていられるような、
そんな平和な一年でありますように。

1年間、本当におつかれさまでした。

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