2022.1.4
毎日毎日、夕間暮れの空が本当に美しくて、寒さも忘れて見惚れてしまいます。
マジックアワーの空を見ていると、
自分の人生の仕舞い時も、こんな風に美しかったらいいな…
と思ってしまうのです。
*
今日から仕事始め。
一気にいろんな事が動き出し、さっそくあわあわしています。笑
今年もずっとあわあわしているんだろうなぁ…。
そして、猫たちと空に「落ち着け」と言われて、深呼吸。
きっとまた、そんな1年。悪くない。ありがたい。
*
繊月がとびきり美しく見える、夜のはじまりです。
2022.1.3
今日からボチボチ仕事を始めようかと思っていたのだけれど、
なんとなくのんびり過ごしてしまいました。
まー、まだ三が日だから良しとしましょう。
夕飯に、冷蔵庫の中の在庫処分をしようとしたら、
鯛めし、あさりの酒蒸し、茶碗蒸し、
という、なんか『三方良し』みたいな語呂のメニューになりました。笑
どれも好物。美味しかったー。
元旦に友達が遊びに来てくれたおかげもあり、
この三が日は、割とがっつり料理を楽しみました。
得意でも上手でもないんだけど、料理は好きなんですよね。
根がおおざっぱなので、普段は、
『料理は、勘やセンスが衰えてないかのバロメーターなのよ!』とか言いながら、
レシピを見るとか分量を計るなんてことは全くせずに目分量で適当に作ってしまうのですが、
一度初心にかえろうと思い、いろんな料理をレシピ通りに作ってみたらやっぱりおいしい!
正確な分量って大事。正確な工程も大事。
こんなに滑らかな茶碗蒸しが作れたのは初めてかも。笑
そういえば昔、秤がなくて目分量でガトーショコラを作ったら、
どういうわけかものすごく美味しくできて、
私は天才なんじゃないかと錯覚したことがありましたが 笑、あれは本当にただの奇跡。
せっかくこんなにネット上に素晴らしいレシピが溢れている時代なんだから、
料理の基本に立ち戻って、正しい目分量を身につけようかなと改心。
コレステロール値だとか血圧だとか、いろいろ気になるお年頃にもなってきました。笑
一人暮らしだし、仕事が始まるとどうしても億劫で、食事もおざなりになりがちなのですが、
今年はもう少し料理の時間も楽しんで、『美味しく健康』を目指す所存であります。
*
あ、ちなみに、年末に書いた今年のテーマ『流』。
流すもののひとつは血流です。笑
とにもかくにも健康第一!そのためには血流第一!だから食事が大事!なのです。
2022.1.2
このお正月にやろうと決めていた事のひとつ。
映画『ストレイト・ストーリー』を観ました。
この映画が大好きで、幾度となく観てきたのですが、
今回はかなり久しぶりの鑑賞。7年ぶりかな?
主人公の老人アルヴィンが、10年前に喧嘩別れをしたままのお兄さんに会いに、
トラクターに乗って350マイルの旅をするロードムービー。
全編、トラクターの速度に合わせてゆっくりと動く映像は、
自分が何かに(主に仕事にですが)追い詰められている時に見てしまうと、
その自分の気持ちの余裕のなさを戒められてるようで辛くなるのです。
去年の秋頃から無性に見たくなっていたのですが、お正月まで我慢しました。
セリフの少ない映画なので、
何度も見返しているとその会話のほとんどを覚えられそうなくらいなのですが、
全てのセリフに、それぞれの『人ひとりの人生』が詰め込まれています。
旅の途中で出会った若者に、歳をとっていいと思うことは何か?と聞かれ、
『経験を積んで、実と殻の区別がつくようになった』と答え、
逆に、歳をとって最悪なことは何か?と問われると、
『若い頃のことを覚えていることだ』と答えます。
この言葉の持つ意味が、物語の中で回収されていく感じ。
アルヴィンが、自分の人生に落とし前を付けていくような旅。
最後に1本のビールを飲む姿が胸に響きます。
ラストシーンも本当に素敵です。
アルヴィンを演じた俳優、リチャード・ファーンズワースさんが、
この出演を最後に、病気を苦に自死されたそうなのですが、
誤解を恐れずに書くと、
その選択をした気持ちを、どうしても理解できてしまうのです。
うまく書けないのですが、
人ひとりの人生、ひとつずつの選択、そのすべてを肯定したくなる映画です。
この映画を見たくなるタイミング、実際に鑑賞できるタイミングは、
私のひとつのバロメーターのような気がします。
本当に大好きな映画。
きっとこれからも何度も何度も見返すと思います。
そして、5年後、10年後、20年後、自分が歳を重ねるたびに、
先に紹介したセリフの持つ意味や理解度が変わっていくのだと思います。
2021.12.31
大晦日です。
寒い寒い1年の幕締めとなりました。
今、アーカイブを開いて確認してみたら、
年末にブログを更新するのは何年かぶりでした。
ちょっとだけ、正直な気持ちを書いてみようと思います。
相方さんが急逝して、4度目のお正月を迎えます。
なぜでしょう…大晦日って本当につらいんですよね。
今だから書けるけど、
1年目2年目は、号泣しながら新年を迎えていました。笑
さすがにそこまでではなくなったけれど、
4年目の今でも、『お正月らしい事』を極力排除していかないと、
寂しさや悲しさに飲み込まれそうになってしまいます。
こういう本音って、やはり外には出しずらいもので、
今これを書きながらも、アップするかどうかは迷っています。
どうするのかな、私。笑
それでも最近、やっとこの現実を受け入れられるようになってきた気がするのです。
気持ちの上での喪が明ける時がきたのかなって。
やっぱり、これだけの時間が必要だったんだろうなって。
そんな風に思えるようになったことは、私の大きな希望です。
*
うーん…これ以上書き進められないぞ。
きっと5年後も10年後も、自分の身に起きたこの経験についてだけは、
うまく言語化することができないような気がします。
やっぱりこれは投稿せずに消した方が良いんだろうなと思うのですが、
一度、このままアップしてみようと思います。
思うんですよね。
みんなそれぞれ、悲しみや不安を抱えて生きていて、
でも、それを隠して、笑いながら暮らしているじゃないですか。
ほとんどの人がそうだと思うのです。
それはとても大切な事なんだけど、
本当の気持ちに蓋をして、それをないものにしてしまうと、
『嘘』となって、お腹の中で自分の気持ちが腐ってしまうよなって。
*
ってね、書いては消し書いては消しを繰り返しながら、長々と書いてはみたけれど、
私が書きたかったのは「寂しいなー会いたいなー」だけなのかもしれませんね。
1行で済む話でした。笑
お正月は、やっぱり大切な人と過ごしたいのですよ。ただそれだけ。
今年最後のブログがこんなんでいいのか?と思いつつ、
みっともないけど、このままアップします。
2021年大晦日の、偽らざる私の姿なので。記念に。笑
あと2時間で新しい年がやってきます。
三が日を過ぎたらスタートダッシュで仕事が始まり、
来年も忙しく充実した1年になりそうです。頑張らねば!
そっか、新年を迎えることでいろんなことが帳消しにできそうな気がするから、
ポロっとこんなことも書けてしまうのかもしれませんね。
本当に節目というのはありがたいものです。
来年のテーマは『流』に決めてあります。
何を流すのか?
年が明けたら、小出しにお伝えしていこうと思います!(*^^*)
2021.12.26
お医者さんから「治すのには何か月か掛かるよ」と言われてはいたので、
『思いがけず』ではないのだけれど、気持ち的にはかなり思いがけず、
膝の治りが悪くて、少しへこんでいます。
一か月もすれば、普通にサクサク歩けるようになると思っていたんだけどな…。
歩く事、出かける事が億劫になりがちで、それはいかんぞと鼓舞する毎日です。
それでも、救いだなぁ…と思うのが、自宅からの景色。
普通の住宅街の普通のマンションの3階に住んでいるのですが、
東西南北どちらを向いても空が広く、朝から晩まで空の変化を楽しめます。
思うように外出できず、趣味の散歩も封印された毎日でも、
気持ちがカサカサしないで済んでいるのは、この景色のおかげでしょう。
今日の日没前の西の空も、うっとりするほど美しかった。
毎日撮り溜めている空の写真、少しずつこちらにもお披露目していこうかな。
私の唯一のリア充自慢。笑
2021.12.25
高校時代からの大親友が、新しい事にチャレンジを始めたと報告を受けて、
もう35年も付き合ってるのに全く気付いていなかった彼女の才能を目の当たりにして、
朝から大きな刺激をもらったクリスマスです。
本人は全くそんなつもりはなかったんだろうけど、
誰かの生きる姿は、間違いなく他の誰かのエネルギーになっていくんですよね。
私も頑張らなきゃと思いました。
*
2021年が始まってすぐに社会問題となったウッドショックも、流通に関しては元に戻り、
でも、予想はしていたけど、価格が高騰したままの安定となっていくようです。
年明けには、他の建材や機器類も総じて大幅な値上げが予定されていて、
これから家を持とうとしている新規のお客様たちに、
そのご予算の中で、どんな家を提案していけばいいのだろうと悩んでいます。
でも、思い返せば、私はいつも、
「今、この時代に家を持とうとしている人に、どんな家を提供すればいいんだろう」
って悩んでいるんですよね。凝りもせず。笑
大きな災害があった時、世の中の経済に乱れがあった時、法律や国策に変化があった時、
そんなものは存在しないのも分かりつつ、『正解』を探してしまうのです。
で、結局最後にはいつも同じところに着地をします。
どんな時代になろうと、私のやるべきことはひとつしかないな、と。
物事の持つ意味や価値が、目まぐるしくコロコロと変わる今の時代に、
一般的な正解を探して悶々と考えるほど無意味な事はないんだけど、
その家族にとっての正解は必ずあるのだから、諦めずにそれを一緒に見つけていきたい。
建築費が高くなっていくという現実に蓋をすることはできないけれど、
むしろ、だからこそ、住まい手とつくり手が一緒に考えるという作業が、
これからますます大事になっていくのだろうなと思います。
コストコントロールしながら設計するという仕事の難易度がどんどん上がっていって、
それが、前回のポストのような弱音になってしまうのだけれど、
きっと、こうやっていつも悩んでいる自分の事が、嫌いじゃないんだろうな。笑
*
自分と縁があったお客様だけでなく、すべての人が、
これ、きれいごとに聞こえてしまうかもしれないけれど、本当にすべての人が、
自分の住まいに満足していてほしいというのが、偽らざる願いです。
その為に、『設計をする』『デザインをする』以外の事でも、
何か出来る事はあるのかもしれません。
私は、私の仕事をしていこう。
2021.12.16
設計の仕事を始めて、もう30年。
同じ仕事を30年も続けていれば、それなりにベテランの域に入ってもよさそうなのに、
最近ますます、設計って難しいと感じるようになり、無力感に襲われます。
だからこそ続けられるというのもあるだろうし、
決してこれは停滞や衰退ではなく、ある意味成長なのかもしれないけれど、
いつもあらゆることに悩んでいるのも疲れます。笑
で、ちょっとブログに弱音のひとつも吐いてみたくなるのです。
こういう時は、きっと少しだけ何かがぶれているんだろうなぁ。
2021.12.1
嵐のような夜が明け、清々しく12月が始まりましたね。
今朝、自宅マンションから撮影した富士山。きれいだったなー。
さて。
私にしては珍しく、前回のポストに、
プライベートで遊びに行く予定なんかを書いてみたわけですが、
そのわずか3日後に、
マヌケな家庭内事故で膝の靱帯の部分断裂というケガをしてしまい、
人生初のギブス&松葉杖生活を送っておりました。Oh!No!
何をやっているんだか…。
一昨日やっとギブスが外れ、
まぁそれでもサポーターと包帯でしっかり固定はされているけれど、
ちょっとでも膝が曲げられるというのがありがたくてありがたくて…。
ギブス生活というのがこんなに不自由だとは思いませんでした。
特にトイレが大変。笑
*
狭小3階建ての住宅、特に建売住宅では、LDKを極力広くとるために、
1階が車庫&水回り+主寝室、2階がLDK、3階が子供部屋
のようなゾーニングになってることが多いのですが、
私としてはそこに異論がありまして、
足を怪我をした時に、1時間かかってでも2階まで上がってこれたら、
そのフロアだけでなんとか生活が送れるように、
リビングが狭くなっても水回りは同じフロアにまとめた方がいいですよ
という提案をしてきたのですが、それは正しかったなぁ…と、
ちょっと自分を褒めてあげたくなりました。笑
『まさか』に備えてばかりいても仕方がないけれど、
そして、出来る事には限界はあるけれど、
やっぱり、何千万というお金をかけて手に入れる家は、
「何があっても、この家に住んでればとりあえず大丈夫」
という安心を一緒に引き渡したいんですよね。
そんなことをまた新たに思い直す、いい機会になっています。
これで、この先私が設計する家がより良いものになってくれたら、
それこそが『怪我の功名』なんでしょうね。
*
怪我の方は、完治にはちょっと時間がかかりそうですが、
そんなに引きこもってもいられないので少しずつ動きだせればと。
でも、無理して長引くのはイヤなので、
年内はなるべくおりこうさんにしていようと思います。
いよいよ今年もラスト1か月。
何かと気忙しくなる季節ですが、みなさまもくれぐれもお気を付けください。
何年か後に、自分のブログを読み返してプププと笑えるように、
ギブス姿も記念にアップしておきます。笑
2021.11.11
しみじみと、いいお天気です。
まるでお正月のように静かです。
こんな気持ちのいい日は、外へ遊びに行きたくなりそうなものですが、
不思議と、今日は仕事がモリモリ捗ります。
仕事が捗っていると、不思議と、ブログを更新する余裕が生まれます。
理由は分かりませんが、そういうものなのだと思います。
『余白』なのかな。『隙間』ではなく『余白』。
気持ちの。
時間の。
来週は長瀞に、来月の頭には昇仙峡に、紅葉狩りに行く予定が入っています。
11月も1/3が過ぎ、どうしても、年末に向かって気忙しくなりますが、
程よく楽しみも織り交ぜながら、一日ずつ、ちゃんと過ごしていきたいものです。
あ、そっか。
もし、遊びに行く予定が入っていたなかったら、
今日みたいな日はさぼりたくなってしまうのかもしれないな。
よく分からないけど、うまく書けないけど、
今日は大事なことにたくさん気づけた気分です。笑
仕事に戻りましょう。