2010.11.10
ふたたび、訪問販売にまつわるお話。
今日は若い男の子がコスメを売りに来ました。
(とってもかわいらしいのだけど、とってもオネエマン系の男の子)
BBクリームと口紅を売りたかったらしいんだけど、ごめんね、今日はお断り。
口紅を出しながら、
「おねぇさ~ん、口紅ついてないじゃないですかぁ~」
と突っ込まれました。
うるさいよ!仕事してたら落ちちゃうんだよ!!
ま、それはいいんだけど、帰り際に、
「おねぇさ~ん、仕事飽きちゃったんですかぁ?」
と突然聞かれ、『?』と思ったら、
「さっき、この前を1回通ったんですけどぉ、
おねぇさん、椅子に座ってクルクル廻ってましたよぉ~。
あ~、このおねぇさん、飽きてる飽きてる・・・と思って見てたんですよぉ~」
・・・
やばい。完全に無意識だ。全く記憶にない。
外から丸見えの事務所だから、気をつけてはいるんだけど、
気づかぬうちに、いろんな失態・粗相を誰かに見られてるんだろうなぁ・・・。
恥ずかしいなぁ・・・。
そんな素敵なツッコミをしてくれた彼のすぐ脇には、
今日もじっと私を見つめ続けるキリギリスのキリ子。
(昨日、再び消えて、今日、再び戻ってきた。いったい貴女は誰なの?)
おぉ、こわいこわいっ。
ちゃんとお行儀良く仕事に励まねば!口紅つけてね。
2010.11.9
現在、全国的に断熱材が品薄になっています。
始めはグラスウールだけだったのに、だんだん派生して、
ロックウールも発砲系も入手しずらくなっていて、
工務店さんや問屋さんは、相当苦労されてるみたいです。
住宅の着工件数が減少し、在庫を抱えなくなってきたところに、
エコポイントやフラット35Sを利用する物件が増えた為、需要が増え、
生産が間に合わない・・・というのが理由のようですが、
それらを利用しない家だって、今までも普通に断熱材は使っていただろうに。
なんとなく解せない断熱材騒動です。
この業界、時々こういう事があるんですよね。
プラスターボードがどこにもない!なんてことも数年前にありました。
あれは確か、中国特需だった記憶がありますが・・・。
進行中の物件も、当然この騒動に巻き込まれていて、
「この断熱材の○○ミリなら手に入りそうなんですが」とか、
「あれを使った場合、何ミリを入れれば同等性能になりますか?」
という問い合わせが続き、その都度、熱抵抗値を計算して返答しています。
思い返せば、今まで仕事をしてきた中で、
それぞれの断熱材の種類とその厚みによる性能を、
ここまでひとつひとつ比較してみた事はなかったので、
設計者にとっては、とても勉強になっているのは確か。
断熱材の選択は、単純に熱抵抗値だけではなく、
施工性やコストも含めて、部位ごとに決定しなければいけないので、
この経験は、今後の仕様決定には貴重な資料となるでしょう。
でも、もう十分。
早くこの騒動が治まってくれますように。
便乗値上げなんかが起こったら許しませんからね!!
2010.11.8
まずは私信。
Yさん、今日のブログは見ない方がいいですよ!(笑)
先週、我が事務所に虫が一匹居付いていました。
中には入ってこなかったけど、入口のサッシに張り付いて動かない。
とても大きなキリギリス。調べてみたら”カヤキリ”というらしい。7cm位ありますよ。
草むらに戻そうと思ったけれど、どうやらコイツは人間の手を噛み、
噛まれたら相当痛いらしい。
「放っておけばすぐに居なくなるから、いじらない方がいいよ」
と、我が家の昆虫博士に言われたので、そのまま放置してみたものの、
ちっとも居なくなる様子はなく・・・。
3日目ともなると、
「そんな寒いところに居ないでお入りなさいよ。お腹も空いたでしょう?」
と、声を掛けたい気分になるものです(笑)。入れなかったけど。
4日目、今日こそブログのネタにしようと思ったら、
ものすごい羽音がしたのと同時に、忽然と姿を消してしまいました。ちっ。
それが、先週金曜日の事。
他の虫に獲られたのかしら?自分で飛び立ったのかしら?
でも、どちらにしても季節的に寿命だろうなぁ・・・。成仏するのよ。
と思っていたら、本日、出戻っていらっしゃいました。
なぜ?私に何かご用でも??

こうやってガラスに張り付いて、一日中監視状態。
なーんか、やな感じ。誰かの手先ですか?(笑)
虫嫌いではないけれど、またしばらく滞在されるのかと思うと、
ちょっと憂鬱な1週間の始まりです。
お願いだから、そこで命尽きないで下さいね。
2010.11.4
昨日の上棟式。
実はもうひとつ、初めて目にしたものがありました。
↓こちらです。
見たことがなかっただけでなく、存在すら知らなかったので、
これが出てきた時には、本当に興奮しましたよ。
鬼門と呼ばれる北東の方角に向けて、魔除けとして建てられる上棟弓矢だそうです。
いわゆる、破魔矢のようなものですね。
この写真では大きさが分からないと思いますが、
全長は、雄に大人の身長を超えています。迫力がありますよ。
なぜ、この写真を昨日一緒に掲載しなかったかと言うと、
お恥ずかしい話ですが、
「これ、矢の向きが逆じゃない?棟梁、間違えて付けちゃったんだな・・・」
と思ってたんです(笑)
こんなに素晴らしいものをブログで紹介できなくて残念だなぁ・・・と。
写真を撮ってる時から「なんか違うよね?」という気はしていたのですが、
なんせ初めて見るものだから、もしかしたらこういうものかもしれない・・・という気持ちも拭えず、
結局、確認する事が出来ないまま、悶々とした気持ちで昨日は帰ってきたのです。
で、帰ってから改めて写真を見て、これは絶対に逆だ!と確信してしまったのでした。
でも、せっかく魔除けとして建てたのに、向きが逆だったら不吉だよなぁ・・・と思い、
悩んだ挙句、思い切って大工さんに電話をして確認してみたところ、
この付け方で間違いありませんでした。(疑ってスミマセン)
鏃に見える部分が実は矢羽で、大きな矢羽に見える部分で悪い気を振り払うのだそうです。
そうと分かった途端、なんだかもう、向かうところ敵無し!という感じがしてきます(笑)
いい機会なので、『上棟式』をネットで調べてみたところ、出てくる出てくる!
本当にいろんなしきたりがあるのですね~。
それぞれに意味があり、深い趣があり、読んでいてとてもおもしろかったです。
ついでなので、私が知ってる唯一(?)の、上棟にまつわる古式話を書いておきましょう。
昔の家には、30cmも40cmもあるような、太い大黒柱が建てられてましたよね?
その大黒柱のてっぺんに、ちょうど1升分の穴が繰り抜かれていて、
上棟の時には、そこへお酒を一升、波々注いだそうです。
柱に染み込んだそのお酒が、木の油分とともに長い年月を経て表面に現れる事で、
あの独特の艶が生まれていったのだそうですよ。
きっと、割れ防止にも一役買っていたのでしょうね。
これが、慣例的に行われていた事なのか、一部の地方だけのしきたりなのかは不明なのですが、
このエピソードが私は大好きなのです。
昨日の弓矢もそうだけど、昔の人の知恵や思いには、いつも琴線をくすぐられます。
安さとか早さとか、そして、便利である事とか、メンテナンスが楽である事とか、
そんな事ばかりが競われている昨今です。
この時代に生まれて、この仕事を選んだからには、感傷に浸ってばかりいないで、
今のこの文化を受け入れていくのも大事なことだと思います。
でも、様々なしきたりそのものを継承していくのは無理だとしても、
家を建てるという行為に対する、昔の人の”思い”だけは、
つくり手も住まい手も、しっかりと受け継いでいきたいものです。
2010.11.3
気持ちのいい秋晴れの下、伯母の家が上棟しました。
柱と土台は全てヒノキ。
小屋梁は米松ですが、木材はすべて天然乾燥材。
今の時代、本当に贅沢な木造住宅です。
これは私の指示ではなく、宮大工だった棟梁が、
当然の選択として材料を選んでくれた結果です。
今、材料の加工は、ほとんどが工場でのプレカットですが、
今回は、久々に大工さんの手刻みによるものです。
どの仕口もギッチギチに加工されているため、平屋の棟上げだというのに、
男衆10人が上に登って掛矢(大きな木槌)をふるっても、
通常の2階建ての棟上げより時間がかかっていました。
掛矢が鳴らす「コーーーン」という響きが、実に気持ちよかったです。
さて、こちらの男衆。
左から、土建屋さん、建具屋さん、電気屋さん。
3人とも伯母さんの甥っ子です。
(私は亡くなった伯父方の姪なので、私のいとこではないのですが)
20年この仕事をしてきて、大工さんと鳶さん以外の職人さんが、
建前で掛矢を振ってる姿を初めて見ました。
昔の家づくりって、こういう感じだったのかもしれませんね。
なんかいいなぁ・・・。
そして、この写真の中で3人が挑んでいるのは、
今回私が一番こだわった、アラワシになる化粧束の配置を実現する為に、
少し複雑に組んでもらった小屋の部分です。
仕口がすべて長ホゾなので、多分、今日の作業の中で一番難儀だったと思います。
あらためて、刻んでくれた大工さんと、今日の職人さん達に感謝です。
(すみません。専門用語がいろいろ出てきてしまって・・・。
ひとつずつ解説を試みたのですが、文章にならなくなってしまったので、
今日のところはご勘弁下さい!)
最後に棟木に幣串を立て、小屋裏にお供えをして上棟の式が執り行われました。
これも、私にとって初めての経験です。
本当は、施主と棟梁、頭(カシラ・鳶の親方)だけが上にあがれるものだと思うのですが、
特別に参加させていただきました。
おそらく、地方では、まだこういうしきたりが残っているのでしょうが、
東京で仕事をしている私にとっては、一生に何度も経験できることではありません。
感慨深いものがありました。 おひねりも巻きましたよ!
何もかもが貴重な経験尽くしの楽しい一日となりました。
見た目も気持ちもすこぶる若々しい伯母ですが、
それでも、65歳を過ぎてから、たった一人で家づくりに向き合って、
図面を説明されても、見積りを説明されても、制度を説明されても、
よく分からなくて不安なことばかりだったと思います。
多分、途中で1回くらいは「やめとけば良かった」と思ったんじゃないかな。
でも、ここまで来て、やっと伯母の口から、
「本当に楽しみになってきた」という言葉が聞けるようになりました。
これで私も一安心です。
11月3日、大安吉日。
伯母の家から車で15分もかからない場所で、Y様邸もいよいよ着工です。
今日は2現場を行ったり来たり。現場が近いと本当に助かります。
現場でYさんご夫婦と現場監督さんと話をしながら、
こちらもみんなでワクワクモードにスイッチオン。楽しみです。
今日の魚座の星占い。
『幸福を実感できる一日となりそうです』
大当たりでした!
2010.11.2
先日、食事をしたお店で領収書をもらう時、
アルバイトの女の子に「お名前は?」と聞かれ、
「上でいいです」と答えたら、
こんな事になっていました。

私の知人にもっとツワモノがおりまして、
同じく、アルバイト時代に領収書を頼まれ、
「お名前は?」 「上でいい」 の会話のあと、
迷わず 『ウエディ様』 と書いた人がいます(笑)
こういうドラマはあちこちで起きているんだろうな。
2010.11.1
昼前、空を覆っていた不気味な厚い雲が急に流れて、
ぱぁ~っと青空が広がりました。
デスク前の窓から見るその景色がとても気持ちよかったので、
写真を撮ろうとしたら、トホホの電池切れ。
急いで充電器にセットして、1分だけ充電してから再度撮影を試みてみましたが、
たった1分で、空の様子が全く変わってしまっていました。

まさしく『女心と秋の空』ですね。
と書けば、なんとなく風情もありますが、
どうしていつも”いざ”という時にこうなんだろう・・・と我ながら呆れます。
昨日の打ち合わせ。
Yさんと工務店の住まいの三貴さんが来所して、もろもろ書類のやり取りをしていたら、
突然、コピーのトナーが切れて動かなくなりました。トホホすぎる・・・。
結局、近くのコンビニへ2往復して書類を揃えるという、情けない対応でしのぎました。
5月に新しい機械を入れてから、始めてのトナー切れ。
「もうすぐトナーがなくなります」のメッセージが出てなかったんですよ!!
完全に不測の事態。・・・と言い訳してみる。
日々の生活の中で、マーフィーの法則よろしく、
「なぜ、よりによって、今このタイミングでこうなるの?」
ということはよくありますが、(特にコピー・PCの不具合はいつもそう)
私の場合は、総じて ”備えよ、常に” の心構えが足りないのだと思ふ。
分かってはいるんだけど、長年培った行き当たりばったりのサバイバルな生き方は、
(結構気に入っているので(笑)) なかなか直りません。
最低限、人様に迷惑をかけない程度には備えましょう。
2010.10.30
“ブログはナマモノ”
ブログをやっているとつくづくそう思います。
下書保存のまま投稿されてない記事や、
撮ったままお蔵入りになってしまった写真の多いこと・・・。
タイミングを逃すと、どうも嘘っぽくなると言うか、
日の目を当てずらくなっていくのです。
要は、賞味期限切れ。ブログは鮮度が命です。
思いついたらすぐ書いて、書いたらすぐにアップしないとダメですね。
この一週間も、ホントにいろんな事がありました。
浮いたり沈んだり。浮いたり沈んだり。
人間だもの。
でも、混沌としていた状況が少しだけリセットされたかな。
また来週から頑張ろう。
夕方、Y様邸最終図の納図予定でしたが、
台風が来てるので明日に延期となりました。
せっかく授かった時間。
もう少し検討したかったところに手を入れる。
満足。
Yさんにとっては恵みの台風かもしれません。
寒い台風ですね。
秋は戻ってきてくれるのかしら?
2010.10.26
風が冷たくなってきました。
今日は木枯らし1号が吹くみたいですね。
かわいい名前で油断させる憎いヤツ。
あぁ・・・冬がやってきます。
今年の夏をあれだけ快適に過ごしていた時点で、
容易に想像は出来ていましたが、
この事務所・・・多分、冬は極寒だと思います。
どうしよう。無事に越冬できるかしら?
2010.10.20
昨夜仕入れた豆知識。
東京のパワースポット『清正の井戸』で有名な加藤清正は、
槍の名手だったそうです。
で、手話で『加藤さん』を伝える時は、
両手で槍を付く形で表現するんですって。
なかなかおもしろい。