2023.5.17
昨日、唐突にYouTubeさんからお勧めされた動画。
1987年~88年に放映されていたコカ・コーラのCM を集めたものでした。
50代以上の方なら、映像の中の笑顔を見てるだけでキュン♡となることでしょう。
本当に懐かしい。
コメントにも、
「今よりずっと不便だったんだろうけど、いい時代だったなー」
と書いている人が多く見られますが、私も本当にそう感じました。
急加速していく世の中の変化を、抗わず、憂いず、
素直に受け入れようと決めたばかりなので 笑、
あの頃はよかった、あの頃に戻りたいというおセンチな事を書きたいわけではないんだけど、
自分の思春期~青春期を「いい時代だったなぁ…」と思い返せること自体が、
本当に幸せなことなのだと感じます。
我々の親世代のその時期は、戦争真っ只中ですもんね。
今の子たちはどうなんだろう。
あの頃がいちばんよかったな…なんて思い出すより、
常に、今が最高の時代だなと感じられる方が幸せなことなのかもしれないしね。
今の時代に生まれた子供たちにとっての幸せは、私たちの感じる幸せとは違うのだろうし、
こんな事を考えること自体、余計なお世話なのでしょうが…。笑
それでも。
これからを生きていく若い世代のために何を残せるか?みたいな話になると、
どうしても眉間にシワが寄るような話題になってしまうけれど、
私は「大人になるのは楽しいらしいぞ」という希望を残したいのです。
その為にも、多少、国が元気を失っていたとしても、
我々世代が元気に今を楽しんでいる事がいちばん大事なんじゃないかな。
なんて思うのです。
2023.5.16
久しぶりにスカッと晴れた一日。気持ち良かったですね。
窓から入ってくる夕方の風も心地いいです。
今朝は、シーツや布団カバーの洗濯を済ませ、居ても立ってもいられずに多摩湖へGo!
堰提に向かう途中の狭山公園では、鳥たちが大合唱。
木々の緑が色濃くなり、空は青く、日差しは強く、最高の朝の散歩でした。
初夏。
いい季節ですね。
梅雨も含めた初夏から晩夏の季節が本当に大好きです。
*
ここには書かないつもりだったのですが、実はこの2か月余り、
ちょっと体調を崩し、あちこち病院通いの日々でした。
ほとんどの方にはこの事は伏せて仕事は続けていたのですが、
一部、仕事をお断りせざるを得ないものもあったりで、申し訳ないやら残念やらで。。。
でも、先日の検査で数値も戻り、ついぞ、完全復活の兆しでございます♡ わーい!
お待たせしてしまっているお仕事もあるので、挽回していかなければです。
いろいろあちこち出てくるお年頃ですし、くれぐれも無理はしないようにしないとね。
さてと、頑張りましょう。
Let’s transformation!
2023.5.11
昨年末から、OBのお客様からの相談が相次いでいます。
外装のメンテナンスを絡めてのリフォーム相談がほとんど。
これまでの弊社の統計(笑)によると、どの住まい手さんも、
10年過ぎた頃から「そろそろメンテナンスの事考えなきゃなー」と気になりはじめ、
13年過ぎたくらいに「そろそろホントにやらなきゃなー」とそわそわしはじめ、
15年過ぎてやっと、「本当にやらなきゃ!」と、重い腰をあげるようですよ。
私が設計に関わったお客様だけでなく、
他社で建てられた方で、メンテナンスの相談を私にしてきてくれる方達も、
ほとんどみなさんそうなので、この統計はかなり信憑性があると思います。笑
来月で、事務所を立ち上げてから丸24周年となります。干支2巡!
独立初期のお客様と、今もこうやって良いお付き合いをさせて頂けるのは、
本当にありがたい事だと思うのですが、それ以上に、
「続けるってこういう事なんだな…。
これはもう、この仕事を簡単にやめるわけにはいかないぞ」
としみじみ思うのです。なかなかのプレッシャーです。笑
こちらは、先日お邪魔した築18年のお宅。
玄関脇に植えたシンボルツリーが、家の高さを超えました。
私がこの仕事を続ける理由を、この木が知っている。
2023.4.18
デジタル化という社会の変化にかなりアレルギーがあるので、
そういう情報は、(意識的なのか無意識なのかは分からないけれど)シャットアウトしがち。
でも、ここ最近、AIとかchatGPTとかの話題が、嫌でも耳に目に入ってくるようになりました。
10年後なんて先の話ではなく、1年後、2年後には、いろんなことが変わっているんだろうな。
これに関して、まだブログに書けるほど自分の意見や気持ちを言語化できないのだけど、
今感じている「一体どうなっていくんだろう??」という不安ほどの劇的な変化ではなく、
なんとなくなんとなく、自分にとって必要なツールは自然に受け入れながら、
ある時にふと、ずいぶん変わったなーと気づくんだろうな。
そんな気がします。
今から27年前。
まだまだ当たり前に、大工さんが材木を加工していた時代に、
ある材木屋さんが先陣を切ってプレカット工場を導入され、その見学に行ったのです。
まだプレカットなんて言葉自体も全然メジャーではなかった時代の事です。
コンピュータに読み込ませた図面を基に、ロボットがあっという間に材木を刻んでいくのを目にして、
本気で、その場から逃げ出したくなるくらい怖くなって、
本気で、「あーーー、もう建築やめよう…」って思ったんです。笑
CADも然り。
今も、全く抵抗がないかと言えば嘘になるし、
やっぱり、仕事の中で身体性が失われていくことへの恐怖心はあるのだけれど、
それでも、当たり前に受け入れてはいるんですよね。
あんなに恐怖でしかなかったプレカットも。
こんな風に、今は想像するだけで逃げ出したくなるような世界にも、
何年か先の自分はちゃんと存在していて、それなりに受容できてるのでしょう。
そして、そんな中でも、大切にしたいものは何も変わっていなくて、
ちゃんと大切に出来ているんじゃないかな…。
そう信じたいな。
と、そんな風に考えられるようになってきたので、
今の記録として、したためておこうと思い立ちました。
半年後、全然違うことを書いてるかもしれないけど。
なんだか、すごい時代を生きているな。
人間が作り出したものに人間が怯えてる。
2023.4.17
先週から始まったリフォーム工事。
リフォームと言っても、今回はほぼ外回りの改修です。
18年前にスケルトンリフォームのお手伝いをしたH邸。
バルコニーに設置したウッドデッキとパーゴラの木部がかなり傷んでしまったので、
その改修がてら、1年前に新たに家族に加わったお猫様のリビングにしたいとの事で、
屋根をかけ、手すりの形状を変え、キャットウォークも取り付けていきます。
なんとも贅沢なお話し。
ついでに外壁の塗り替えも施工するため、全面に足場がかけられたので、
足場伝いに上まで登って、屋根の状態も確認。
元々高いところは得意で、少し前までは単管足場でもスタスタ歩けていたのに、
これも加齢に依るものなのか、足場板の上を歩くのも少し怖くなってきて…。笑
毎日の事だから慣れもあるのでしょうが、この足場の上で難儀な作業をしている
高齢の職人さん達を心底尊敬してしまいます。
でもね、足場に登れなくなったら設計屋さんも役立たずになってしまうので負けてられません!
*
さて。
今回の工事の主役のお猫様はかなりのビビりちゃん。
昨年から何度も打合せに伺っているのに、まだ一度もその姿を見られずにいるのですが、
今日、監督さんからこんな写真が送られてきました♡
おぉ!本当におったのか!!笑
家の周りでわさわさ知らないおじさんたちが動いていて、さぞおびえているだろうと
心配しておりましたが、1週間経ち、だいぶ慣れてきたようです。
監督さん、ガン見されてますね。かわいい☺
もうすぐあなたのプライベートリビングが出来るから、もう少し辛抱しててね。
今度は、私が現場にいる時にも顔見せてね!
2023.4.13
先日、ふと気づくと、コガネムシは金持ちだ~♪の歌を口ずさんでいました。
子供の頃、みんな普通に歌っていたけれど、
よくよく考えたらおかしな歌詞だよなーと思い、
この歌の成り立ちを調べてみたのです。
語源とか成り立ちとか意味とか、そういうのをすぐ知りたくなるタチで、
調べては、なるほどね~と納得して楽しんでいるのですが、
今回ばかりは、知らないままでいればよかった…という結果で。笑
古い歌なので、あくまでも「…という説がある」程度の情報ではあるのですが、
ここで歌われているコガネムシは、コガネムシじゃなくて別の虫らしいです。
これ以上、書かない方がいいですよね?笑
知りたい方はご自身で調べてみるといいと思いますが、
あえて書き添えるならば、知らないままでよろしいかと。
この世はまだまだ知らないことだらけではありますが、
その大半は、知らないままでいいことなのかもしれないな。
博学な人への憧れはあるけれど、知りたくもない情報を浴びせられる時代だからこそ、
『別に知らなくていいや』という割り切りも大事なのかもね。。。
と、そんなことに気づかせてくれた、コガネムシ。
2023.4.1
沈黙の3月、終了。笑
発信を控えていたのには、たいして深い意味はないのですが、
心配のメールをいただいてしまったりして、なんだかすみません。元気です。
*
数日前に目にした、奈良岡朋子さんご逝去のニュース。
奈良岡さんをテレビで見ていたのは、ほんの子供の頃なんだけど、
子供心に「素敵な人だなぁ…」と感じていました。
自分の母親より上の世代の方だし、子供の感じることだから、
『憧れ』とか『理想の女性像』というのとは違っていたとは思うけれど、
その気持ちはずっと変わらず私の中にあって、
「好きな女優さんは?」みたいな話になると、真っ先に頭に浮かぶ人でした。
訃報を伝えるニュースの中で、生前に書かれていたという『お別れのメッセージ』を読み、
最後まで本当にかっこいい人だったんだなーと惚れ惚れ。
子供時代の自分の、人を見る目の確かさにも惚れ惚れ。笑
自分の美学を貫き、人生を全うし、
この世を去る時に、あんな風に言葉を残せる人になりたいものです。
しなやかに強くなりたいな。もっと。
*
新年度のはじまりですね。
風に舞う桜の花びらがとてもきれいです。
桜吹雪を見て、とっさに思い浮かぶのが『遠山の金さん』なのは、致し方あるまい。笑
4月。
頑張っていきましょう!
2023.2.20
2012年の年末に書いたブログ。
一年点検で見えたもの – サブリエ (sablier.jp)
2011年の震災をまたいで設計・工事をしていたIさんのお宅に、
一年点検で伺ったときの事が書かれています。
その中に書かれている
何年か後に振り返った時、やはり2011年という年は私にとって大きな分岐点になるのかもしれません。
震災や身内の大病を経験して、自分の中の価値観みたいなものが一度崩壊したのだと思います。人が幸せでいるために必要なものは何なのか?
そんなに多くの物が必要なのか?
家って何のためにあるのだろうか?
どんな家に住んでいようと、家族が元気で一緒に居られればそれで十分じゃないか?
私達つくり手の自己満足の為にお客さんに余計なお金を使わせているんじゃないか?そんな事ばかり考えていた2年間でした。
という問いを、12年経った今も握りしめているんだなぁ…と、最近感じます。
新築にしてもリフォームにしても修繕にしても、
お客様から依頼されてやっていることなのだし、
そのお客様にとっての最適解を出す努力は怠っていないとは思うのですが、
なんでしょうね…、何十万、何百万、何千万というお金をお客様に使わせることに、
もやーーーっとした罪悪感がいつも心のどこかにある気がするのです。
おかしいですよね。笑
この心のブロック、いったい何なんだろう??
仕事とは関係ない部分での私の課題でもあるのでしょうが、
先に書いた12年前に自分に課した問いに加え、
ここ数年で明らかに変容した住宅に対する世の中の状況、価値観、
空家問題が謳われ続けながら、畑や緑地をわざわざ潰して次々に建てられる住宅やマンション、
そして、建築費の高騰…。
そういうものたちを直視していると、
建築業界にいるものとして、やるべきことはなんなんだろう?と立ち止まりたくもなるのです。
こうやってすぐ悩むの、本当に嫌なんですよ。笑
でも、ここで悩まずに素通りできる方が恐ろしい気もするんですよね。
それをここに書くにはいかがなものか?とは思いますけどねー。笑
11年前の私は、この問いに対してこう書いていました。
これらの問いに対する答えは、多分この先も明確には出せないのだろうと思います。
それでも今、強く思うのは、
住む人の、工務店さんの、そして自分自身の力と想いを、もっともっと信じたい・・・という事。
結局は、お客様の満足を糧にして前に進んでいくしかないんですよね。
この得体のしれない罪悪感だけは本気で手放したいけど、
(本気で手放したいからここに書いてみることにしたのです)
悩み続ける自分にダメ出しはせずに、こういう問いは持ち続けたまま、
目の前の人のために何が出来るかを考えていきたいと思います。
*
それはさておき。
日が伸びましたね。
昨日今日と春のような陽気で、どうしたって桜が待ち遠しくなります。
1か月後にはもうチラホラ咲いているんだろうな♡
2023.2.10
寒いけれど、この風景は見逃すまいと、少し散歩をしてきました。
もともと静かな湖が、より一層しーんとしています。
この静けさを大切にしたいので、今日は余計なキャプションは無しで。笑
2023.1.27
お施主様・Nさんと一緒にキッチンのショールームへ。
新宿のOZONEに行くのは久しぶり。
こんなにキラキラした素敵な空間で商品を見せてもらえたら、
お客さんの夢も広がっちゃいますよね。
いろいろ目移りしていたけど、同行してくれた息子君の冷静な意見に助けられ、
とりあえず一通り決まって、見積もりへGO!
夢はここまで。ここからは現実。笑
新宿で別れて、私は次の予定に向かい、
その用事も済ませて帰宅しようとしたら、国分寺駅で再びNさんとバッタリ!
ショールームを出てたった数時間しか経っていないけれど、
すでにNさん、扉の色を迷い始めていました。笑
こうやって選んだり迷ったりしている時が、家づくりで一番楽しい時期です。
悔いの残らないように、たっくさん悩みましょう♡