場を支配するもの

現場周りの土曜日。

午前中の打合せはキッチンリフォーム中のMo邸。
監督さんと住まい手さんと3人で来週の工程内容の確認作業です。

Mo邸での打合せの時には必ず真ん中に入ってくるこの家の主。笑

いつも一丁前に打合せに参加してくるんだけど、
今日はもう完全リラックスでスヨスヨとお昼寝。かわいい。

監督さんが私に負けない猫好きで、打ち合わせをしていても、
気づけばみんな猫に意識を持ってかれていて、かわるがわる、
『あ、ごめんなさい、聞いてなかった。もう一回お願いします』の繰り返し。笑

この小さな毛玉が、いとも簡単に人間達の場を支配してしまう。すごいなー。
来世は猫になりたいなと、割と真面目に思う。(あるいはパンダ)

普通の佳き日

打合せの場所に向かう途中の風景。

『スコーーン』という音が聞こえてきそうな風景。

そして、打合せを始める時に現れた虹。

ついでに、今朝の日の出前の東の空。

きれいだなぁ…と、気持ちを一拍休ませる場面の多い1日でした。

 

おかしいってば。

自分がこんな事をblogに書く日が来るなんて思ってもいなかったけれど。

 

この国は本当にこのままで大丈夫なのか?と、さすがに少し憂います。

なんだろう…。
誤解を恐れずに書いてしまうと、
みんなそれぞれ、全然違う武器を振り回して、勝手に敵を作りながら、
あちらこちらでバラバラに戦争をしているみたいに見えてしまう。

子供たちの目に、今の大人はどんな風に映っているのかなと、それがいちばん心配。

政治と時事ネタは書かないと決めているので、こんなにぼんやりしたことしか書けないんだけど、
あまりにもひどいなぁ…と、嘆きたくもなる訳で。

第一関門は突破

現場からの帰り道、この季節には珍しいうろこ雲が広がっていた。

調べてみたら、冬のうろこ雲は低気圧や前線が近づいてるサインなのだそう。
お天気崩れるのかな?

マンションリフォームのKk邸は、解体が終わり、がらんどうに。

今日は監督さんと墨出し前の確認作業でした。
スケルトンリフォームではほぼ必ず起こる、「解体してみたら予期せぬ事態が…」も、
(皆無ではなかったけれど)大きな問題もなく、一安心です。

好きの結晶

香川県のことを『うどん県』と呼ぶならば、
この人のことは『うどん人』と呼んでもいいんじゃないか?というくらい、
うどんへの愛が止まらない友達が、
いよいよ、数年後のうどん屋開業を視野に入れたアイドリングを始めて、
地元の貸しスペースで月に1回、数量限定での試食会をやっています。

今日初めて食べに行ってきたのですが、お世辞抜きで本当に美味しい肉汁うどん。
うどんを愛するものとしてのうどんの哲学みたいなものを感じたよ。笑

いつの間にか巻き込まれてしまったいつも控えめな奥さんが、
すっかり女将さんの様相になっていたのが微笑ましかったです。

もちろん、商売となればそんなに簡単な話ではなくなるのだろうけれど、
このまま本当に夢を叶えて欲しいなぁ…。

設計するのが楽しくて仕方ないのがダダ洩れな人と会ってきた。笑

もう3年くらい前からかな、
いつかこの工務店さんの仕事を実際に見せてもらいたいと思い続けていた工務店さんがあって、
年明けに、HPで完成現場見学会のお知らせを見つけたので、思い切って申し込み、
今日、見学をさせてもらってきました。

いろいろと感想を書こうとすると、いつものように言葉が too much になってしまいそうなので、
今日は簡潔にまとめようと思います。笑
3年間この会社の存在がずっと気になり続けていた理由も、見せて頂いた家の素晴らしさも、
感じ取ったものを表現しようとすると同じ言葉が浮かんできて、それは、
圧倒的な『バランスの良さ』と『絶対的な信頼関係』でした。

設計者が、大工さんをはじめとした職方さんの技術を信頼していて、
お施主さんがこの会社の仕事ぶりを信頼していて、
会社のみなさんが、自分の会社のあり方や自分自身の仕事を信頼している。
そして、関わるヒト、モノ、コト全てが見事に釣り合ってるという印象。
なんででしょうね…。そういうものって、ちゃんと全部伝わってしまうのですね。
もうずいぶん前にこのブログで紹介したことのある私の座右の書、『じぶんの仕事をつくる』。
そこに書かれていた『いい仕事』に思いを馳せながらの帰り道でした。
感動したとか、刺激を受けたとかというより、「ちょっと嫉妬した」が正しいかも。笑

見学させていただいたのは、入間市に事務所を構えられている技拓工房さん。
本当にありがとうございました。

余談なんだけど、本当にこの世のご縁というのはおもしろいもので、
案内して下さった方といろんな話をしていたら、
全く思いがけない共通の知り合い(建築関係者じゃない)がいたり、
仕事以外の活動の点と点が繋がっていたりして、
「え?そうなんですか?!」って、いったい何度口にしただろうか…。笑
こういう時って、進んでる道は合ってるよと神様に言われているようでうれしくなるのです。

川上由香 (半沢直樹風に 笑)

2年前、自宅の窓先販売の形で日曜日だけのパン屋さんを始めた友達がいて、
保健所の許可を取るためのキッチン改修工事のお手伝いをしました。
(その時の記事はこちら

そのパン屋さん『大福ベーカリー』が、なんと今日発売の『散歩の達人』に紹介されました!

 

 

この友人、川上由香。ただ者じゃないんです。笑

平日は子供達を対象としたアートスクールをやっていて、生徒は100人近くいるらしい。
時々、彼女のSNSで生徒たちの作品を見ることが出来るのだけれど、
自由で伸びやかな感性を先生によって引き出されているのが伝わってきます。

もちろん教えるだけでなく、自身もアーティストとして活動しています。
油絵、水彩、版画、立体、何を創作しても、子どもたち以上にのびやかでおおらかで、
媚びずおもねらず、見る人の気持ちを解放してくれる作品ばかり。

さらに、ミシンステッチで絵が描かれたアートバッグやお洋服も、
展示会のたびに大人気で飛ぶように売れていくのです。

そんな多忙な日常の合間を縫って、保護猫活動のお手伝いもしていて、
今我が家にいる2匹の猫は、彼女がお手伝いをしているシェルターさんからのご縁。

とにかく軽やかでアクティブで、
川上由香はホントは3人くらい居るよね…と、友達の間でいつも囁かれてはいたけれど、
その由香ちゃんがさらにパン屋まで始めると聞いた時には本当にたまげたものです。
それでも当初は、細々とやれる範囲でこじんまりとやるつもりと言っていたのに、
あっという間に人気店になり、ついにはこんなメジャーな雑誌で紹介されるなんて…胸が熱い。
今日は、由香ちゃんの周りの友人達が、
みんなこぞって、自分のSNSで由香ちゃん自慢をしている事でしょう。

パンが美味しいのは言わずもがなですが、
イートイン用に設えられたテーブルのあるお庭もとても素敵で見ごたえがありますよ。
お庭仕事も、ちょっとしたスキマ時間に『チューリップの球根100個も植えてきちゃった』とか、
さらっと報告してくるパワフルさ。

ホントにね、この人は一体何者なんだ?と思います。笑

と、余りある魅力を備えた友達なのだけれど、
私が彼女を大好きな理由は、その素晴らしい活躍ぶりとは別にあるのです。

知り合って7年余りの間に、何度も一緒に食事をしてきたけれど、どこで何を食べてる時でも、
由香ちゃんは、「美味しいね」「美味しいね」と何度も何度も言うんです。
本人はあれだけ料理上手なのだから、不満を口にしたり批評をしてもおかしくないのに、
そんな野暮なことはせず、美味しい美味しいと言い続けるから、
私は彼女と一緒に食事をするのが大好きで、故に彼女が大好きなのです。
一緒に食事をしていて気持ちがいいって、これ以上の人としての魅力ってないような気がして。

他のことは逆立ちしても真似はできないけれど、
ここだけは、私もそんな人になりたいといつも思っているから、
この機会にちょっと書いておきたくなりました。


大作になっちゃった。笑

さて、小金井近辺の方々。
しばらくはこの本の影響で今まで以上に混みそうだけれど、もう少し暖かくなってからでも、
武蔵野公園の散歩と合わせてぜひぜひ行ってみてください。
このblogを見て来たと言っても特に特典はないけれど、
『えーー、やだーー、うれしーー、泣いちゃうーー』って喜んでくれると思います。笑
それを聞くだけで、ちょっと幸せな気持ちになれますよ!

多分、シーサーより怖くなる

打合せでお会いしたお客様から、沖縄のお土産を頂きました。

美容液のシートマスク!
顔に乗せるとシーサーになれるそうですよ。笑

せっかくだから、顔に載せた写真を撮ってからblogをアップしようかしら?と思ったけれど、
それはほぼ犯罪行為な気がするのでやめました。笑

こちら、完成予想図。

ふふふ、夜が楽しみ♡
お客さんにだけは送っちゃうんだから。

 

街のポテンシャル

埼玉県の小川町で開催された『空き店舗 未来シンポジウム』へ。

昨年の10月頃から、月1〜2回くらいのペースで小川町に足を運んでいて、
今、私の中のパワースポットなのです。
この小川町のことはいつか改めてちゃんと書こうと思っていますが、
知れば知るほど魅力的な町で、この町の取り組みをもっと知りたくて参加を決めたこのイベント。

地元の大家さんと、移住や起業を考えている人がメインターゲットのようだったので、
完全アウェイになるかな?と少し不安だったけれど、
県外からも、私と同じように小川町が気になってる人や、同業の建築家も何人も参加していて、
そのシンポジウムの内容も素晴らしい完成度で、とても有意義な1日を過ごしてきました。

建築家・荒木牧人さんの講義(この講義も荒木さんのお人柄も最高に素敵だった!)に始まり、
午後には、実際に空家をリノベーションして始めたお店の実例を、
[専門家に依頼型][ファン参加型][DIY型]のタイプ毎に見学し、
物件との出会いや関わった人、リノベーションにかかった費用まで資料として開示してくれて、
これは具体的に移住や起業を検討してる人にとってはとても参考になったことでしょう。

見学したお店のひとつ。痺れる小屋組み♡

見学後のグループワークや懇親会では、リノベーションと法改正についても、
作り手側と住まい手側がフラットな関係性の中で今後の課題を共有できて、私にとっても、
この先設計者としてやるべき事がとてもクリアになる貴重な機会になりました。

改めて、正しい知識を持った上でお客さんに寄り添って、
中庸?真ん中?そのあたりに存在していたいという思いを強くした1日。
まだまだ、私にできることはあるのかもしれない。参加してよかった。

今日の収穫はこんなもんじゃないのだけれど、
それは少しずつ、実際の仕事に活かせるように頑張ります。

帰りの電車が一緒だった参加者さんと話していて、
街のポテンシャルは、その街が抱えてる問題、課題の大きさに比例しますよね、という結論に。
言葉通りの意味なんだけど、もしかしたら、
人の人生もそうなのかもしれないな…なんて思ったり。
だとしたら、私なんて伸び代しかないじゃないか!笑

 

穴を見つめる日

目が覚めて、最初に飛び込んできたのが、デビッド・リンチの訃報のニュース。

以前このブログでも紹介した、私が大好きな映画『ストレイトストーリー』もそうなんだけれど、
私の中でリンチと言えば『エレファントマン』なのです。

私世代には、子供の頃にこの映画を見て、とても怖かった記憶だけが残っている人が多く、
私も10年前まではその一人だったのだけれど、
何がきっかけだったのか、もう一度見てみようと思い立って鑑賞してみたら、
それはそれはもう素晴らしい映画で、
周りの友達に、大人になった今、絶対見返した方がいいよと勧めていました。
(一番驚いたのが、あの医師の役を演じているのがアンソニーホプキンスだったこと)

大好きな監督だったので、居なくなってしまったのはとても残念だけれど、
作品という鋳型が残っている事が尊くありがたい。
訃報を伝える記事の中に、彼がよく言っていたという
「穴ではなくドーナツの方を見よ」という言葉が引用されているのを見るにつけ、
その最期をこの言葉と共に語られる事こそが、デビッド・リンチという人の
生き様であり、鋳型になるのだな…と感じます。

それでもやっぱり、穴は穴。寂しいですね。
クリントイーストウッドにはもう少し頑張ってもらわなければ…。

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